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zpk

離散時間フィルター System object の零点-極-ゲインの変換

説明

[z,p,k] = zpk(sysobj) は、フィルター System object™ に対応する零点、極およびゲインをそれぞれベクトル zp およびスカラー k として返します。

[z,p,k] = zpk(sysobj,Arithmetic=arithType) は、arithType で指定された演算に基づいてフィルター System object を解析します。

その他の入力オプションについては、Signal Processing Toolbox™ の zpk を参照してください。

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関数 zpk を使用して、ハイパス フィルターの零点-極-ゲイン形式を計算します。

通過帯域周波数が 75 kHz、通過帯域リップルが 0.2 dB で、最小次数のハイパス FIR フィルターを設計します。サンプル レートを 200 kHz に指定します。

hFilt = dsp.HighpassFilter(PassbandFrequency=75e3,...
    PassbandRipple=0.2,SampleRate=200e3)
hFilt = 
  dsp.HighpassFilter with properties:

               FilterType: 'FIR'
    DesignForMinimumOrder: true
        StopbandFrequency: 8000
        PassbandFrequency: 75000
      StopbandAttenuation: 80
           PassbandRipple: 0.2000
      NormalizedFrequency: false
               SampleRate: 200000

  Use get to show all properties

関数 zpk を使用して、設計したフィルターの零点、極およびゲインを求めます。

[z,p,k] = zpk(hFilt)
z = 8×1 complex

  17.2236 + 0.0000i
  -3.0709 + 0.0000i
   0.9732 + 0.2300i
   0.9732 - 0.2300i
   0.9954 + 0.0957i
   0.9954 - 0.0957i
  -0.3256 + 0.0000i
   0.0581 + 0.0000i

p = 8×1

     0
     0
     0
     0
     0
     0
     0
     0

k = -0.0023

入力引数

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フィルター解析で使用される演算。'double''single'、または 'Fixed' として指定します。演算入力が指定されず、フィルター System object がロック解除状態の場合、解析ツールは倍精度フィルターを使用します。演算入力が指定されず、System object がロックされている場合、関数はロックされた入力のデータ型に基づいて解析を実行します。

'Fixed' 値は、固定小数点プロパティのみをもつフィルター System object に適用されます。

'Arithmetic' 入力引数が 'Fixed' として指定され、フィルター オブジェクトの係数のデータ型が 'Same word length as input' に設定されている場合、演算解析は System object がロック解除されているかロックされているかに応じて異なります。

  • ロック解除 –– 解析オブジェクト関数は係数のデータ型を判断できません。関数は、係数のデータ型が符号付き、16 ビット語長、自動スケーリングであると仮定します。関数は、この仮定に基づいて固定小数点解析を実行します。

  • ロック –– 入力のデータ型が 'double' または 'single' の場合、解析オブジェクト関数は係数のデータ型を判断できません。関数は、係数のデータ型が符号付き、16 ビット語長、自動スケーリングであると仮定します。関数は、この仮定に基づいて固定小数点解析を実行します。

System object がロックされているかロック解除されているかを確認するには、関数 isLocked を使用します。

演算入力が 'Fixed' として指定され、フィルター オブジェクトの係数のデータ型がカスタム数値型に設定されている場合、オブジェクト関数はカスタム数値データ型に基づいて固定小数点解析を実行します。

出力引数

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フィルターの零点。列ベクトルとして返される。

データ型: double
複素数のサポート: あり

フィルターの極。列ベクトルとして返される。

データ型: double
複素数のサポート: あり

フィルターのゲイン。実数スカラーとして返される。

データ型: double

バージョン履歴

R2011a で導入

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