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qfunc

説明

y = qfunc(x) は、実数値入力の各要素に対して Q 関数の出力を返します。Q 関数は (1 – f) です。ここで、f は標準化された正規確率変数の累積分布関数の結果です。詳細については、アルゴリズムを参照してください。

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実数値の入力ベクトルの Q 関数値を計算します。

x = -4:0.1:4;
y = qfunc(x);

結果をプロットします。

plot(x,y)
grid

Q 関数を使用して、Eb/N0 の設定が 7 dB の場合の QPSK 誤り確率を計算します。

dB 単位の Eb/N0 を線形の等価に変換します。

ebnodB = 7;
ebno = 10^(ebnodB/10);

Q 関数を使用して、QPSK 誤り確率 Pb=Q(2EbN0) を計算します。

Pb = qfunc(sqrt(2*ebno))
Pb = 7.7267e-04

入力引数

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入力。実数値のスカラー、行列または配列として指定します。

データ型: double

出力引数

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Q 関数出力。スカラー、行列または配列として返されます。y の次元は入力 x と同じになります。出力値は、[0, 1] の範囲にあります。

アルゴリズム

スカラー x に対して、Q 関数は (1 – f) です。ここで、f は標準化された正規確率変数の累積分布関数の結果です。Q 関数は次のように定義されます。

Q(x)=12πxexp(t2/2)dt

Q 関数は相補誤差関数 erfc と次によって表される関係があります。

Q(x)=12erfc(x2)

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

関数