Raspberry Pi プログラミングとは?
Raspberry Pi 向け MATLAB サポート パッケージを使用すると、Raspberry Pi とやりとりを行う MATLAB プログラムを作成でき、ボードの GPIO ピン、カメラおよびその他の接続デバイスからデータを収集できます。MATLAB はハイレベルなインタプリタ型の解釈プログラミング言語であるため、Raspberry Pi プロジェクトにおけるプロトタイプ作成やアルゴリズムの改善を簡単に行うことができます。MATLAB には Raspberry Pi プログラミングに使用できる何千もの数学関数とプロット関数が組み込まれており、画像、動画処理、最適化統計および信号処理といった領域をカバーします。
Raspberry Pi プログラミングに MATLAB を使用すると、以下を行うことができます。
Simulink は動的システムのモデリングやアルゴリズム開発のためのブロック線図環境です。Raspberry Pi 向けの Simulink サポート パッケージを使用すると、Simulink でアルゴリズム開発し、Raspberry Pi 上でスタンドアロンで実行できます。このサポート パッケージは、Raspberry Pi の構成設定、UDP パケットの送受信およびセンサーからのデータ読み書きといったブロックを追加し、Simulink の機能を拡張できます。この拡張には、IoT アプリケーション向けの無料データ集計サービス、ThingSpeak へのデータ書き込みも含まれます。
Simulink モデルの作成後、シミュレーションしてアルゴリズム パラメーターが適切になるまで調整を繰り返します。そして完成したアルゴリズムをダウンロードしてデバイス上でスタンドアロン実行します。MATLAB Function ブロックを使用すると、MATLAB コードを Simulink モデルに組み込むこともできます。
Raspberry Pi プログラミングに Simulink を使用すると、以下を行うことができます。
- Simulink でアルゴリズムの開発およびシミュレーションの実行、自動コード生成機能を使用してRaspberry Pi 上でテスト
- 信号処理、制御設計、ステート ロジックおよびその他の高度な数学およびエンジニアリングなルーチンを Raspberry Pi プログラミングのプロジェクトに組み込む
- Raspberry Pi で作成したアルゴリズムをテスト、インタラクティブなパラメーターのチューニング、および最適化
例および使用方法
参考: プロジェクトベースラーニング用ハードウェア, モデルベース開発, 画像処理およびコンピュータービジョン, 制御システム, IoT(モノのインターネット), Arduino, LEGO MINDSTORMS プログラミング, ロボティクス, 制御ロジックのビデオ, robot programming