VPPを実現するエネルギーマネジメントシステムのモデルベース開発
株式会社ダイヘン 大堀 彰大
昨今の電力需給のひっ迫や脱炭素社会実現に向けた再生可能エネルギーの更なる普及を目的に、従来の大規模発電所による一括集中型のエネルギー供給システムが見直され、需要家側のエネルギーリソースを有効活用させる仕組みづくりが進んでいる。この仕組みは、分散型のエネルギーリソースをあたかも一つの発電所のように機能させることより、「仮想発電所:バーチャルパワープラント(VPP)」と呼ぶ。ダイヘンでは、VPPを実現させるエネルギーマネジメントシステムの開発にあたり、MATLAB®/Simulink®を活用したモデルベース開発を採用している。本講演では、開発したエネルギーマネジメントシステムである"Synergy Link"とモデルベース開発の取り組みについて紹介する。
公開年: 2021 年 6 月 9 日