MATLAB と Simulink によるモデルベース開発
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本コースは、MATLAB と Simulink を利用した モデルベース開発 (MBD) の適用フローを、制御システム設計の実習を通して体系的に習得することを目的としています。 LEGO Mindstorms EV3 を使用した制御アプリケーションを題材に、MBD プロセスのうち制御装置に実装される Simulink コントローラモデルの開発、実装、検証工程に必要な ツール機能や開発プロセスを学習します。
- はじめに
- MBD とは
- モデルやデータの構造化
- 制御アルゴリズム開発
- コード生成
- モデルレベルの検証
- レビューと静的解析
- まとめ
- 付録A : センサー類の仕様
- 付録B : ECRobot EV3RT
- 付録C : よく使う Simulink パターン
- 付録D : Stateflow の使い方
- 付録E : Simulink Check の基礎
- 付録F : 演習
1日目
MBDとは
目的: モデルベース開発について説明します。
モデルやデータの構造化
目的: モデルやデータを構造化をする時に考えなければいけない観点と、その機能を学びます。
- System Composer によるソフトウェア設計
- Simulink Test によるハーネスモデルの作成
- 期待値との比較シミュレーション
制御アルゴリズム開発
目的: 複数の制御アルゴリズムを検討・開発する方法を学びます。
- シミュレーションによるアルゴリズム品質の向上
- バリアント機能による複数アルゴリズムの検討
2日目
コード生成のためのモデル
目的: コード生成の概要と、コード生成のために必要なモデル構成を学びます。
- コード生成レポート
- SIL検証
- PIL検証の概要
モデルベース検証
目的: 設計したシステムについて各種検証をする方法を学びます。
- シミュレーションによる統合検証
- Simulink Requirements による要求仕様とモデルの関連付け
- Simulink Coverage によるカバレッジ検証
レビューと静的検証
目的:モデルをシミュレーションせずに検証する機能を学びます。
- Simulink Check によるモデリングチェック
- Simulink Design Verifier による設計エラー検出
- プロパティ証明
付録・演習
目的: 各章の終わりに演習を実施し、理解を深めます。
レベル: 初級
必要条件:
- Simulink 基礎 コース(または、自動車分野向け Simulink 基礎 コース)を受講された方、もしくは、MATLAB および Simulink の基礎的な知識をお持ちの方。
期間: 2 日間