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waverec

1 次元ウェーブレット再構成

説明

x = waverec(c,l,wname) は、多重レベル ウェーブレット分解構造 [c,l] と wname で指定されたウェーブレットに基づいて 1 次元信号 x を再構成します。wavedec を参照してください。

メモ: x = waverec(c,l,wname)x = appcoef(c,l,wname,0) と等価です。

x = waverec(c,l,LoR,HiR) は、指定されたローパス ウェーブレット再構成フィルター LoR とハイパス ウェーブレット再構成フィルター HiR をそれぞれ使用して、信号を再構成します。

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信号を読み込みます。db6 ウェーブレットを使用して、信号のレベル 3 ウェーブレット分解を実行します。

load leleccum
wv = 'db6';
[c,l] = wavedec(leleccum,3,wv);

ウェーブレット分解構造を使用して信号を再構成します。

x = waverec(c,l,wv);

完全再構成されているかチェックします。

err = norm(leleccum-x)
err = 1.0089e-09

入力引数

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ウェーブレット分解。ベクトルとして指定します。ベクトルにはウェーブレット係数が含まれます。各レベルの係数の数がブックキーピング ベクトル l に格納されます。wavedec を参照してください。

データ型: single | double
複素数のサポート: あり

ブックキーピング ベクトル。正の整数のベクトルとして指定します。ブックキーピング ベクトルは、ウェーブレット分解 c の係数をレベルごとに解析するのに使用されます。wavedec を参照してください。

データ型: single | double

解析ウェーブレット。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

メモ

waverec では、タイプ 1 (直交) とタイプ 2 (双直交) のウェーブレットのみがサポートされます。直交ウェーブレットと双直交ウェーブレットの一覧については、wfilters を参照してください。

ウェーブレット再構成フィルター。偶数長の実数値ベクトルのペアとして指定します。LoR はローパス再構成フィルター、HiR はハイパス再構成フィルターです。LoRHiR の長さは等しくなければなりません。詳細については、wfilters を参照してください。

データ型: single | double

出力引数

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再構成後の信号。ベクトルとして返されます。

参照

[1] Daubechies, I. Ten Lectures on Wavelets, CBMS-NSF Regional Conference Series in Applied Mathematics. Philadelphia, PA: SIAM Ed, 1992.

[2] Mallat, S. G. “A Theory for Multiresolution Signal Decomposition: The Wavelet Representation,” IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence. Vol. 11, Issue 7, July 1989, pp. 674–693.

[3] Meyer, Y. Wavelets and Operators. Translated by D. H. Salinger. Cambridge, UK: Cambridge University Press, 1995.

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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