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insertObjectAnnotation

トゥルーカラー イメージ、グレースケール イメージ、またはビデオ ストリームに注釈を付ける

説明

RGB = insertObjectAnnotation(I,shape,position,label) は、position で指定された場所の shape および label で注釈が付けられたトゥルーカラー イメージを返します。

insertObjectAnnotation(I,"rectangle",position,label) は、位置行列で示される位置に四角形とラベルを挿入します。

insertObjectAnnotation(I,"circle",position,label) は、位置行列で示される位置に円と対応するラベルを挿入します。

___ = insertObjectAnnotation(___,Name=Value) は、前の構文に加えて、名前と値の引数を 1 つ以上使用してオプションを指定します。たとえば、insertObjectAnnotation(I,"rectangle",position,label_str,FontSize=18) は、注釈のフォント サイズを 18 に設定します。

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イメージを読み取ります。

I = imread("board.tif");

浮動小数点数のラベルを作成します。信頼度の値ラベルに関連する浮動小数点数。

label_str = cell(3,1);
conf_val = [85.212 98.76 78.342];
for ii=1:3
    label_str{ii} = ['Confidence: ' num2str(conf_val(ii),'%0.2f') '%'];
end

[x y width height] の形式で四角形の位置を設定します。

position = [23 373 60 66;35 185 77 81;77 107 59 26];

ラベルを挿入します。

RGB = insertObjectAnnotation(I,"rectangle",position,label_str,TextBoxOpacity=0.9,FontSize=18);

注釈付きのイメージを表示します。

figure
imshow(RGB)
title("Annotated chips");

Figure contains an axes object. The axes object with title Annotated chips contains an object of type image.

イメージをワークスペースに読み取ります。

I = imread("coins.png");

円の形状のイメージ上の位置を設定します。最初の 2 つの値は (x,y) の中心を表し、3 番目の値は半径です。

position = [96 146 31;236 173 26];

整数 5 と 10 (米国セント) が表示されるようにラベルを設定します。

label = [5 10];

注釈を挿入します。

RGB = insertObjectAnnotation(I,"circle",position,label,LineWidth=3,Color=["cyan","yellow"],TextColor="black");

表示します。

figure
imshow(RGB)
title("Annotated coins");

Figure contains an axes object. The axes object with title Annotated coins contains an object of type image.

入力引数

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トゥルーカラー イメージまたはグレースケール イメージ。イメージまたはビデオ ストリームとして指定します。入力イメージは、M x N x 3 のトゥルーカラー イメージまたは M 行 N 列の 2 次元グレースケール イメージのいずれかです。

データ型: double | single | uint8 | uint16 | int16

注釈の形状。"rectangle" または "circle" として指定します。

データ型: char

形状の位置。表に示す形状のタイプに従って指定します。

形状位置
"rectangle"1 つ以上の四角形の場合、M 行 4 列の行列を指定します。各行は四角形を [xywidthheight] として指定します。

[x1y1width1height1x2y2width2height2xMyMwidthMheightM]

2 つの四角形。M=2

"circle"M 行 3 列の行列。各行は円を [xyradius] として指定するベクトルです。[xy] 座標は円の中心を表します。

[x1y1radius1x2y2radius2xMyMradiusM]

"projected-cuboid"

8×2×M の配列または M 行 8 列の行列。ここで、M は投影された直方体を指定します。

8×2×M の配列として指定する場合、各行には投影された直方体の頂点の位置 [xy] が含まれていなければなりません。頂点は接続されて、6 つの面をもつ直方体を形成します。入力頂点の順序は、図に示されている順序と一致しなければなりません。

M 行 8 列の行列として指定された場合、各行は投影された直方体の前面と背面を次の形式で指定します。

[x1y1w1h1x2y2w2h2]

ここで、[x1 y1] と [x2 y2] はそれぞれ前面と背面の左上の座標を指定し、[w1 h1] と [w2 h2] は、対応する幅と高さを指定します。

Cuboid showing numbered vertices. The number starts with 1 assigned to the top right corner of the front facing rectangle. Going counter-clockwise 1-4 for the top face of cuboid, then 5-8 for the bottom face. The positive Z-axis goes up, the positive Y-axis goes to the right and the positive X-axis faces forward.

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

形状に関連付けるラベル。M 数値ベクトル、string、カテゴリカル ラベル、または ASCII 文字ベクトルの cell 配列として指定します。文字、string またはカテゴリカル ラベルは ASCII 文字としてエンコードされていなければなりません。cell 配列の長さは形状の位置の数と等しくなければなりません。すべての形状に対するスカラー ラベルを数値スカラー、string または categorical として指定できます。

例: label = [5 10]。ここで、関数は最初の形状にラベル 5、2 番目の形状にラベル 10 のマークを付けます。

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値の各ペアを区切り、Name を引用符で囲みます。

例: Color="white" では、ラベルのテキスト ボックスの色が白に設定されます。

テキストのフォント フェース。文字ベクトルとして指定します。フォント フェースは、システムにインストールされている使用可能な TrueType フォントでなければなりません。システムで使用可能なフォントの一覧を表示するには、MATLAB® コマンド プロンプトで listTrueTypeFonts と入力します。

データ型: char

ラベル テキストのフォント サイズ。[8 72] の範囲の点に対応する整数として指定します。

データ型: double | single | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

形状の境界線の幅。正のスカラー整数としてピクセル単位で指定します。

形状の色。文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、ベクトル、または M 行 3 列の行列として指定します。形状ごとに異なる色を指定したり、すべての形状に 1 つの色を指定したりできます。カラー値は [0,255] の範囲で指定しなければなりません。[0,1] の範囲の値は、この関数で使用する前に値 255 でスケーリングしなければなりません。たとえば、[255 255 255].*colorvalue のようにします。

サポートされる色は、"blue""green""red""cyan""magenta""yellow""black"、および "white" です。

形式
すべての形状に 1 つの色を指定

string または文字の色の名前

"r"

"red"

1 行 3 列のベクトル (RGB 3 成分)

[255 0 0]1-by-3 grid, with columns labeled r,g,b respectively.

形状ごとに色を指定M 要素ベクトル

["red","yellow","blue"]

M 行 3 列の行列 (RGB 値のリスト)

255 0 0
255 0 0
0 255 255
M-by-3 grid, with columns labeled r,g,b respectively.

データ型: cell | char | uint8 | uint16 | int16 | double | single

テキスト ラベルのテキストの色。文字ベクトル、[R G B] ベクトル、cell 配列、または M 行 3 列の行列として指定します。すべてのテキストに 1 つの色を指定するには、このパラメーターを文字ベクトルまたは [R G B] ベクトルに設定します。各 M テキスト ラベルの色を指定するには、このパラメーターを M 文字ベクトルの cell 配列に設定します。または、注釈ごとに RGB 値の M 行 3 列の行列を指定できます。RGB 値は、入力イメージ データ型の範囲内でなければなりません。

サポートされる色は、"blue""yellow""green""cyan""red""magenta""black"、および "white" です。

データ型: char | uint8 | uint16 | int16 | double | single | cell

テキスト ラベル ボックスの背景の不透明度。ラベル テキスト ボックスの背景の不透明度を定義するスカラーとして指定します。この値を 01 の範囲で指定します。

データ型: double | single | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力引数

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注釈付きのトゥルーカラー イメージ。イメージまたはビデオ ストリームとして返されます。

データ型: double | single | uint8 | uint16 | int16

拡張機能

バージョン履歴

R2012b で導入

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