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asinh
シンボリック逆双曲線正弦関数
構文
説明
例
数値引数およびシンボリック引数に対する逆双曲線正弦関数
引数に応じて、asinh
は浮動小数点解またはシンボリック厳密解の結果を返します。
次の数値について逆双曲線正弦関数を計算します。これらの数値はシンボリック オブジェクトではないため、asinh
は浮動小数点の結果を返します。
A = asinh([-i, 0, 1/6, i/2, i, 2])
A = 0.0000 - 1.5708i 0.0000 + 0.0000i 0.1659 + 0.0000i... 0.0000 + 0.5236i 0.0000 + 1.5708i 1.4436 + 0.0000i
シンボリック オブジェクトに変換された数値の逆双曲線正弦関数を計算します。ほとんどのシンボリックな (厳密な) 数値に対して、asinh
は未解決のシンボリックな呼び出しを返します。
symA = asinh(sym([-i, 0, 1/6, i/2, i, 2]))
symA = [ -(pi*1i)/2, 0, asinh(1/6), (pi*1i)/6, (pi*1i)/2, asinh(2)]
vpa
を使用し、これらの解を浮動小数点数で近似します。
vpa(symA)
ans = [ -1.5707963267948966192313216916398i,... 0,... 0.16590455026930117643502171631553,... 0.52359877559829887307710723054658i,... 1.5707963267948966192313216916398i,... 1.4436354751788103012444253181457]
逆双曲線正弦関数のプロット
逆双曲線正弦関数を -10 から 10 までの範囲でプロットします。
syms x fplot(asinh(x),[-10 10]) grid on
逆双曲線正弦関数を含む式の処理
diff
、int
、taylor
および rewrite
などの関数は asinh
を含む式を処理することができます。
逆双曲線正弦関数の 1 次および 2 次導関数を求めます。
syms x diff(asinh(x), x) diff(asinh(x), x, x)
ans = 1/(x^2 + 1)^(1/2) ans = -x/(x^2 + 1)^(3/2)
逆双曲線正弦関数の不定積分を求めます。
int(asinh(x), x)
ans = x*asinh(x) - (x^2 + 1)^(1/2)
asinh(x)
の式のテイラー級数展開を計算します。
taylor(asinh(x), x)
ans = (3*x^5)/40 - x^3/6 + x
逆双曲線正弦関数を自然対数に書き換えます。
rewrite(asinh(x), 'log')
ans = log(x + (x^2 + 1)^(1/2))
入力引数
バージョン履歴
R2006a より前に導入