norminv
逆正規累積分布関数
構文
説明
例
入力引数
出力引数
詳細
アルゴリズム
関数
norminvは逆相補誤差関数erfcinvを使用します。norminvとerfcinvの関係は次のようになります。逆相補誤差関数
erfcinv(x)はerfcinv(erfc(x))=xと定義され、相補誤差関数erfc(x)は次のように定義されます。関数
norminvは、デルタ法を使用してxの信頼限界を計算します。norminv(p,mu,sigma)はmu + sigma*norminv(p,0,1)と等価です。したがって、関数norminvはデルタ法によりmuとsigmaの共分散行列を使用してmu + sigma*norminv(p,0,1)の分散を推定し、この分散の推定値を使用して信頼限界を求めます。大規模な標本からmu、sigmaおよびpCovを推定する場合、計算された信頼限界は必要な信頼水準を近似的に提供します。
代替機能
norminvは正規分布専用の関数です。Statistics and Machine Learning Toolbox™ には、さまざまな確率分布をサポートする汎用関数icdfもあります。icdfを使用するには、NormalDistribution確率分布オブジェクトを作成し入力引数として渡すか、確率分布名とそのパラメーターを指定します。分布専用の関数norminvは汎用関数icdfより高速です。
参照
[1] Abramowitz, M., and I. A. Stegun. Handbook of Mathematical Functions. New York: Dover, 1964.
[2] Evans, M., N. Hastings, and B. Peacock. Statistical Distributions. 2nd ed. Hoboken, NJ: John Wiley & Sons, Inc., 1993.
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入