gname
プロットへのケース名の追加
構文
gname(cases)
gname
h = gname(cases,line_handle)
説明
gname(cases)
は、Figure ウィンドウを表示して、マウス ボタンやキーボードのキーが押されるのを待ちます。入力引数 cases
は、文字配列、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列です。文字配列の各行、または string 配列または cell 配列の各要素には、点のケース名を含めます。グラフ上でマウスを動かすと、十字線が表示されます。マウスやクリックを 1 回行って点の近くに十字線を置くと、その点に対応するラベルがグラフに表示されます。または、マウスをクリックしてドラッグすると、複数の点の周囲に四角形を作成できます。マウス ボタンを離すと、四角形内のすべての点のラベルがグラフに表示されます。ラベルを削除するには、点を右クリックします。点のラベル付けが完了したら、Enter キーまたは Escape キーを押してラベル付けを終了します。
引数のない gname
は、各ケースにケース番号のラベルを付けます。
通常、cases
には各点の一意なケース名を含め、各行が名前を表す string 配列、文字ベクトルの cell 配列、または文字行列にします。cases
はグループ化変数にすることもできます。これは gname
でラベルに変換されます。
h = gname(cases,line_handle)
は、プロットのテキスト オブジェクトのハンドル ベクトルを返します。プロットに複数のラインがある場合は、スカラー line_handle
を使用して正確にラインを区別します。
gname
を使用して、関数 plot
、関数 scatter
、関数 gscatter
、関数 plotmatrix
、および関数 gplotmatrix
によって作成されるプロットにラベルを付けることができます。
例
この例では、都市評価データセットを使用して、教育と芸術に関して最良と最悪な都市を調査します。
load cities education = ratings(:,6); arts = ratings(:,7); plot(education,arts,'+') gname(names)
グラフの上部にある点をクリックして、"New York" というラベルを表示します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
参考
gtext
| gscatter
| gplotmatrix