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betarnd

説明

R = betarnd(A,B) は、形状パラメーターが A および B のベータ分布から乱数 R を生成します。

R = betarnd(A,B,sz1,...,szN) は、個別の入力引数を使用して R の次元を追加で指定します。

R = betarnd(A,B,sz) は、サイズ ベクトル sz を使用して R の次元を指定します。

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形状パラメーターを指定します。

rng(0,"twister") %  For reproducibility
A = randi(10,2,3);
B = 10+randi(20,2,3);

ベータ分布から乱数を生成します。

R = betarnd(A,B)
R = 2×3

    0.2965    0.1475    0.2692
    0.3189    0.3826    0.0746

形状パラメーターが 5 および 10 のベータ分布から乱数の配列を生成します。

rng(0,"twister") %  For reproducibility
betarnd(5,10,3,4,2)
ans = 
ans(:,:,1) =

    0.4986    0.3339    0.2388    0.1170
    0.5070    0.5211    0.4663    0.4289
    0.1346    0.3169    0.5284    0.3643


ans(:,:,2) =

    0.4053    0.2278    0.1724    0.1860
    0.2193    0.3547    0.3914    0.3751
    0.2229    0.2115    0.3497    0.6088

出力は 3×4×2 の配列です。

入力引数

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最初の形状パラメーター。正のスカラー値、または正の値の数値配列として指定します。A または B のいずれかがスカラーである場合、betarnd はもう一方の引数と同じサイズの定数配列にスカラー引数を拡張します。

sz1,...,szN を指定する場合、A はスカラーか、sz1×...×szN の配列でなければなりません。

例: [0.75,0.5;10 100]

データ型: single | double

2 番目の形状パラメーター。正のスカラー値、または正のスカラー値の数値配列として指定します。A または B のいずれかがスカラーである場合、betarnd はもう一方の引数と同じサイズの定数配列にスカラー引数を拡張します。

sz1,...,szN を指定する場合、B はスカラーか、sz1×...×szN の配列でなければなりません。

例: [0.2,100; 4 7]

データ型: single | double

各次元のサイズ。整数の引数として個別に指定します。たとえば、5,3,2 を指定すると、ベータ確率分布から 5×3×2 の乱数の配列が生成されます。

A または B のいずれかが配列である場合は、必要なスカラー拡張後の AB の共通次元に一致する次元 sz1,...,szN を指定しなければなりません。sz1,...,szN の既定値は共通次元です。

  • 単一の値 sz1 を指定した場合、R はサイズ sz1sz1 列の正方行列になります。

  • いずれかの次元のサイズが 0 または負である場合、R は空の配列になります。

  • 2 次元を超える場合、betarnd はサイズ 1 の後続次元を無視します。たとえば、betarnd(A,B,3,1,1,1) は 3 行 1 列の乱数のベクトルを生成します。

例: 5,3,2

データ型: single | double

各次元のサイズ。整数値の行ベクトルとして指定します。このベクトルの各要素は対応する次元のサイズを示します。

  • いずれかの次元のサイズが 0 の場合、R は空の配列になります。

  • いずれかの次元のサイズが負の場合、そのサイズは 0 として扱われます。

  • 2 次元を超える場合、betarnd はサイズ 1 の後続次元を無視します。

例: [2 3 4]

データ型: single | double

出力引数

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ベータ分布による乱数。数値スカラー値または数値配列として返されます。

データ型: single | double

代替機能

  • betarnd はベータ分布専用の関数です。Statistics and Machine Learning Toolbox™ には、さまざまな確率分布をサポートする汎用関数 random もあります。random を使用するには、確率分布の名前とパラメーターを指定します。あるいは、確率分布オブジェクト BetaDistribution を作成し入力引数として渡します。分布専用の関数 betarnd は汎用関数 random より高速です。

  • 乱数を対話的に生成するには、乱数発生用ユーザー インターフェイス randtool を使用します。

拡張機能

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バージョン履歴

R2006a より前に導入