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ロジック アナライザーでの Stateflow ステートの表示
ロジック アナライザー (DSP System Toolbox)を使用して、経時的な遷移とステートを可視化および測定します。ロジック アナライザーでは、以下の情報を可視化できます。
チャートからの出力データ
チャートの子ステート アクティビティおよびリーフ ステート アクティビティ
ステートの自己ステート アクティビティ、子ステート アクティビティおよびリーフ ステート アクティビティ
経時的な出力を測定でき、また指定したイベントでの出力値を特定するためのトリガーを追加できます。
メモ
ロジック アナライザーを使用するには、DSP System Toolbox™、SoC Blockset™、または HDL Verifier™ がなければなりません。
ログに記録する信号とステートの追加
この例では、ロジック アナライザーを使用して、モデル sf_car
内のエンジン RPM の動作、トランスミッション速度と車両速度、ギア ステートを可視化します。
モデル
sf_car
を開きます。openExample("sf_car")
Simulink® エディターで、
engine RPM
信号をクリックします。次に、[シミュレーション] タブで [信号のログ] を選択します。ログ バッジ が信号の上に表示され、モデルを実行するとこの信号からのデータがログ記録されることを示します。
transmission speed
信号とvehicle speed
信号について前の手順を繰り返します。ブロックの左下隅にある矢印をクリックして
shift_logic
チャートを開きます。ステート
gear_state
を選択します。次に、[シミュレーション] タブで [子アクティビティのログ記録] をクリックします。ログ バッジ がステートの隅に表示されます。
ログに記録された出力のロジック アナライザーでの表示
モデルのシミュレーションを実行します。
[シミュレーション] タブで、[結果の確認] にある [ロジック アナライザー] を選択します。モデルをシミュレートすると、アイコンが強調表示されて、ロジック アナライザーに新しいシミュレーション データがあることが示されます。
[ロジック アナライザー] ウィンドウで、黄色のカーソルをドラッグし、シミュレーションにおける別の点での信号値を表示します。たとえば、車両のギア チェンジによるエンジン RPM の反応を表示できます。詳細については、Inspect and Measure Transitions Using the Logic Analyzer (DSP System Toolbox)を参照してください。
参考
ロジック アナライザー (DSP System Toolbox)