temporalCount
ステートがアクティブになってからのイベント数、チャートの実行回数、または時間
説明
temporalCount(
は、関連付けられたステートがアクティブになってからのイベント E
)E
の発生回数を返します。
temporalCount(
は、関連付けられたステートがアクティブになってからチャートが起動した回数を返します。tick
)
Simulink® モデル内の Stateflow® チャートに入力イベントがある場合、暗黙的イベント tick
はサポートされません。
temporalCount(
は、関連付けられたステートがアクティブになってから経過した時間を返します。time_unit
)time_unit
は、秒 (sec
)、ミリ秒 (msec
) またはマイクロ秒 (usec
) として指定します。
メモ
MATLAB® のスタンドアロン Stateflow チャートでは、temporalCount
は絶対時間の時相論理演算子としてのみ使用できます。
例
ヒント
引用符を使用してキーワード
'tick'
、'sec'
、'msec'
および'usec'
を囲むことができます。たとえば、temporalCount('tick')
はtemporalCount(tick)
と同じです。Stateflow チャートは、関連付けられたステートが再びアクティブになるたびに、
temporalCount
演算子で使用されるカウンターをリセットします。絶対時間の時相論理演算子のタイミングは Stateflow チャートのタイプによって異なります。
Simulink モデル内のチャートは時相論理をシミュレーション時間で定義します。
MATLAB のスタンドアロン チャートは時相論理を時計時間で定義します。
タイミングの差はチャートの動作に影響する場合があります。たとえば、次のチャートはステート
A
のentry
アクションを実行しているとします。Simulink モデルでは、
f
への関数呼び出しが 1 つのタイム ステップで実行され、シミュレーション時間に寄与しません。関数f
を呼び出した後、チャートはy
に値 0 を代入します。スタンドアロン チャートでは、
f
への関数呼び出しが完了するまでに時計時間で数秒間かかる可能性があります。関数f
を呼び出した後、チャートはステートA
がアクティブになってから経過した 0 以外の時間をy
に代入します。
バージョン履歴
R2008a で導入