elapsed, et
ステートがアクティブになってからの時間
説明
メモ
式 elapsed(sec)
および et
は、temporalCount(sec)
と等価です。
例
ヒント
ステート アクションおよび遷移アクションでは、引用符を使用してキーワード
'sec'
を囲むことができます。たとえば、elapsed('sec')
はelapsed(sec)
と同じです。Stateflow® チャートは、関連付けられたステートが再びアクティブになるたびに、
elapsed
演算子で使用されるカウンターをリセットします。絶対時間の時相論理演算子のタイミングは Stateflow チャートのタイプによって異なります。
Simulink® モデル内のチャートは時相論理をシミュレーション時間で定義します。
MATLAB® のスタンドアロン チャートは時相論理を時計時間で定義します。
タイミングの差はチャートの動作に影響する場合があります。たとえば、次のチャートはステート
A
のentry
アクションを実行しているとします。Simulink モデルでは、
f
への関数呼び出しが 1 つのタイム ステップで実行され、シミュレーション時間に寄与しません。関数f
を呼び出した後、チャートはy
に値 0 を代入します。スタンドアロン チャートでは、
f
への関数呼び出しが完了するまでに時計時間で数秒間かかる可能性があります。関数f
を呼び出した後、チャートはステートA
がアクティブになってから経過した 0 以外の時間をy
に代入します。
バージョン履歴
R2017a で導入