テスト信号の生成
Test Sequence ブロックで、テストに使用する信号を生成できます。まず [データ シンボル] ペインを使用して出力データ シンボルを定義してから、その出力名をテスト ステップの信号生成関数で使用します。シンボルの追加の詳細については、入力、出力、およびデータ オブジェクトの管理を参照してください。Test Sequence ブロックでの信号関数の実装方法を示す例については、テスト シーケンスの正弦波関数と乱数関数を参照してください。
信号生成関数
Test Sequence ブロックでこれらの関数を使用して、テスト信号、乱数値、および自然指数を作成できます。一部の信号生成関数では時相演算子を使用できます。詳細については、Temporal Operatorsを参照してください。
メモ
引数の値のスケーリング、丸め、およびその他の近似により、関数の出力に影響が出ることがあります。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
sin | 入力の正弦をラジアンで返します。 |
cos | 入力引数の余弦をラジアンで返します。 |
square | 矩形波テスト信号を生成します。 |
sawtooth | ノコギリ波テスト信号を生成します。 |
triangle | 三角波テスト信号を生成します。 |
ramp | 入力の値を返します。 |
heaviside | 入力が |
exp | 自然指数関数 を返します。 |
rand | 一様分布の疑似乱数値を返します。 |
randn | 正規分布の疑似乱数値を返します。 |
latch | 入力の値を保存し、保存した値を返します。ステップが終了したときに保存済みの値をリセットし、ステップが次にアクティブになったときに再評価します。 |
テスト シーケンスの正弦波関数と乱数関数
この例では、Test Sequence ブロックで正弦と乱数のテスト信号を生成する方法を示します。
このテスト シーケンスを再作成する場合は、実行前に nr シンボルのサイズと型を設定します。nr シンボルにカーソルを合わせ、その [編集] アイコンをクリックしてデータ インスペクターを開きます。Size を 1、Type を double に設定します。
ステップ Sine では、引数 et*2*pi/10 で指定された周期 10 秒の正弦波が出力されます。ステップ Random では、区間 -0.5 ~ 0.5 の乱数が出力されます。

テスト シーケンスで信号 sg が生成されます。

参考
Test Sequence | テスト ステップと評価の定義