ModelAdvisor.run
モデル アドバイザーを使用したシステムに対するチェックの実行
構文
説明
ModelAdvisor.run(
は、Systems
,CheckIDList
)Systems
で指定されたモデルまたはサブシステムに対して、CheckIDList
で指定されたチェック ID のリストをモデル アドバイザーで実行します。
ModelAdvisor.run(
は、入力パラメーター名 Systems
,{{CheckID
,'InputParam',{paramName
,paramValue
}}})paramName
と入力パラメーター値 paramValue
で指定された入力パラメーター設定を使用して、CheckID
で指定されたチェック ID をモデル アドバイザーで実行します。
ModelAdvisor.run(Systems,{{CheckID1,'InputParam',{paramName1,paramValue1,...,paramNameN,paramValueN}},...,{CheckIDN,'InputParam',{paramName1,paramValue1,...,paramNameN,paramValueN}}})
は、'InputParam'
を使用して指定された入力パラメーター設定を使用して、1 つ以上のチェック ID をモデル アドバイザーで実行します。
チェック ID は CheckID1
~ CheckIDN
で指定します。それぞれのチェック ID について、'InputParam'
でパラメーター名 paramName1
~ paramNameN
とパラメーター値 paramValue1
~ paramValueN
を使用してチェックの入力パラメーターを指定できます。
たとえば、次のコードは以下のモデル アドバイザー チェックを実行します。
入力パラメーター
'Follow links'
を'off'
に設定し、'jc_0281_a'
サブチェックを無効にして、'mathworks.jmaab.jc_0281'
入力パラメーター
'Follow links'
を'off'
に設定し、入力パラメーター'Look under masks'
を'all'
に設定して、'mathworks.jmaab.db_0032'
Results = ModelAdvisor.run('vdp',... {{'mathworks.jmaab.jc_0281','InputParam',{'Follow links','off','jc_0281_a',0}},... {'mathworks.jmaab.db_0032','InputParam',{'Follow links','off','Look under masks','all'}}})
は、1 つ以上の Results
= ModelAdvisor.run(___,Name,Value
)Name,Value
のペア引数を使用してモデル アドバイザー解析のプロパティを指定し、Results
で結果を返します。Results
はモデル アドバイザーの実行プロパティを表示するのに使用します。このオプションは前述のいずれかの構文と一緒に使用します。
例
入力引数
出力引数
ヒント
Parallel Computing Toolbox ライセンスとマルチコア マシンを使用している場合は、複数のシステムに対してモデル アドバイザーを並列実行できます。
'ParallelMode'
を'On'
に設定したModelAdvisor.run
を使用することで、並列モードでモデル アドバイザーを実行できます。既定では、'ParallelMode'
は'Off'
に設定されています。'ParallelMode'
を'On'
に設定したModelAdvisor.run
を使用する場合、MATLAB® は自動的に並列プールを作成します。
代替方法
モデル アドバイザーのユーザー インターフェイスを使用して各システムを実行します。ユーザー インターフェイスでは、一度に実行できるシステムは 1 つだけです。
Simulink.ModelAdvisor
オブジェクトを使用してスクリプトまたは関数を作成し、各システムを一度に 1 つずつ実行します。