モデルを開く
MATLAB® エディターまたは Simulink® エディターから空の Simulink モデルを開くことができます。
保存した Simulink モデル、テンプレート、またはライブラリを開くことができます。保存したファイルはファイル ブラウザー、MATLAB エディター、Simulink エディター、またはスタンドアロン モードのライブラリ ブラウザーから開くことができます。
ヒント
ファイル ブラウザーを使用してモデルを開く場合に、そのモデルがファイル ブラウザーに表示されないときは、ファイル タイプを [すべてのファイル] に変更してみてください。
Model ブロックから参照モデルを開くには、Model ブロックをダブルクリックします。詳細については、Navigate Model Hierarchyを参照してください。
Simulink を開く
Simulink を開くには、MATLAB ツールストリップで [Simulink] をクリックします。
Simulink をプログラムで開くには、MATLAB コマンド ウィンドウに次のコマンドを入力します。
simulink
空のモデルを開く
Simulink モデルが開いていない場合は、MATLAB エディターから空のモデルを開くことができます。
Simulink を開きます。
Simulink スタート ページの [Simulink] メニューで、[空のモデル] をクリックします。

Simulink モデルが既に開いている場合は、次のいずれかの操作を実行して Simulink エディターから空のモデルを開くことができます。
Simulink ツールストリップで [新規] をクリックします。
開いているモデル ウィンドウを選択して Ctrl+N を押します。
保存したモデルを開く
保存したモデルを開くと、そのモデルがメモリに読み込まれ、Simulink エディターに表示されます。
メモ
新しいバージョンの Simulink で作成されたモデルを以前のバージョンで開くには、まず、モデルを以前のバージョンにエクスポートします。以前のバージョンの Simulink へのモデルのエクスポートを参照してください。
.slxp拡張子と.mdlp拡張子は、開いたり編集したりできない保護モデルを表します。サードパーティからの保護モデルの参照を参照してください。
MATLAB が開いていない場合は、オペレーティング ファイル システム ブラウザーから保存したモデルを開くことができます。
MATLAB が開いていても Simulink モデルが開いていない場合は、次のいずれかの操作を実行して保存したモデルを開くことができます。
MATLAB エディターで [フォルダーの参照]
をクリックします。表示されたファイル ブラウザーで、モデルを含むフォルダーに移動し、[フォルダーの選択] をクリックします。次に、現在のフォルダー ブラウザーで、モデル名をダブルクリックします。Simulink を開きます。Simulink スタート ページの左側のサイド バーで、リストから最近使用したモデルまたはプロジェクトを選択するか、[開く] をクリックします。
Simulink モデルが既に開いている場合は、Simulink エディターから保存したモデルを開くことができます。
Simulink ツールストリップの [シミュレーション] タブで [開く] をクリックします。
[最近使用したファイル] をクリックして最近使用したファイルを開くか、[開く] をクリックしてモデルを検索します。
Simulink ライブラリ ブラウザーがスタンドアロン モードで開いている場合、[開く]
をクリックしてライブラリ ブラウザーのウィンドウから保存したモデルを開くことができます。
保存したモデルをプログラムで開くには、MATLAB コマンド ウィンドウで、モデルの名前をファイル拡張子なしで入力します (たとえば、modelName)。モデルは現在のフォルダーまたは MATLAB 検索パス上になければなりません。
MAT ファイルからのモデル変数およびデータの読み込み
モデルのデータが MAT ファイルに保存されている場合、そのデータを MATLAB ワークスペースに読み込むには、まず、ディレクトリをファイルの場所に変更します。
MATLAB エディターで [フォルダーの参照]
をクリックします。表示されたファイル ブラウザーで、MAT ファイルを含むフォルダーに移動し、[フォルダーの選択] をクリックします。
その後、次のコマンドを入力します。modelName は MAT ファイルの名前です。
load(modelName);
ファイルからワークスペースに変数を読み込む方法の詳細については、loadを参照してください。
自動的な変数の初期化とデータの読み込み
変数を使用してモデルでパラメーターを定義する場合、モデルを実行する前にこれらの変数を初期化する必要があります。たとえば、Gain ブロックを含むモデルがあるとします。[ゲイン] 値を入力する代わりに、変数 K をゲインとして指定できます。この方法を使用する場合、モデルを実行する前に変数 K を初期化する必要があります。
また、モデルで From Workspace ブロックを使用するなどしてデータをワークスペースからインポートする場合、モデルを実行する前にデータをワークスペースに読み込む必要があります。
モデルのコールバックを使用すると、変数の初期化とデータの読み込みを自動的に行うことができます。コールバックは、モデルを読み込んだ後や保存した後など、指定したアクション ポイントで実行されるコードです。コールバック コードを使用して、Simulink モデルの変数の初期化とデータの読み込みを指定したアクション ポイントで行うことができます。対応するコールバック タイプを選択することで、アクション ポイントを指定できます。
たとえば、次を含むモデルがあるとします。
ゲイン値を変数
Kとして指定した Gain ブロック。ファイル
modelData.matからデータをインポートすることが想定されている From Workspace ブロック。
Simulink モデルの読み込みが完了するたびに K が値 5 に自動的に初期化され、data.mat のデータが自動的に読み込まれるようにするには、次を行います。
プロパティ インスペクターが既に開いていて最小化されている場合、モデル ウィンドウの右端にある [プロパティ インスペクター] をクリックして元に戻します。
プロパティ インスペクターが開いていない場合は、Simulink ツールストリップの [モデル化] タブの [設計] セクションで、[プロパティ インスペクター] をクリックします。
[プロパティ] タブの [コールバック] セクションで、
[PostLoadFcn]を選択します。[PostLoadFcn]関数は、モデルの読み込み後に実行されるコールバックです。テキスト ボックスに次のコードを入力します。
K=5; load(modelData);
ヒント
あるいは、コードを MATLAB スクリプトとして保存し、テキスト ボックスにスクリプトの名前を入力することもできます。
モデルを保存します。

これで、モデルを読み込むたびに、モデルの読み込みが完了すると変数 K が自動的に初期化され、data.mat が自動的に読み込まれます。
コールバックの詳細については、コールバックを使用したモデル動作のカスタマイズを参照してください。変数を読み込むコールバックをプログラムで定義するには、モデルを開く際のプログラムによる変数の読み込みを参照してください。
新しいモデルの既定のテンプレートの設定
既定のテンプレートとして使用するモデル テンプレートを指定できます。既定のテンプレートを使用して新しいモデルが作成されるのは、次の場合です。
Simulink ツールストリップで [新規] をクリックします。
Ctrl+N を押します。
new_system関数を使用します。
既定のテンプレートとして使用する新しいテンプレートを作成できます。新しいテンプレートを作成するには、次を行います。
必要なコンフィギュレーション設定とブロックをもつモデルを作成します。
モデルをテンプレートにエクスポートします。モデルからのテンプレートの作成を参照してください。
モデルとサブシステムの既定のテンプレートを設定できます。モデルの既定のテンプレートを設定するには、次を行います。
Simulink スタート ページを開きます。MATLAB ツールストリップで [Simulink] をクリックします。
スタート ページで、テンプレートのタイトルをクリックして説明を展開します。
[モデルを作成] の横にある下矢印をクリックし、[既定に設定] を選択します。

Simulink スタート ページでは、既定のテンプレートにチェック マークが付いています。

Simulink ツールストリップの [新規] の下にある矢印をクリックすると、既定のテンプレートがリストの上部に表示されます。

モデルの場合は、Simulink.defaultModelTemplate を使用して、プログラムで新しいテンプレートを既定のテンプレートにすることもできます。
お気に入りのファイルの設定
Simulink スタート ページでお気に入りのモデルとプロジェクトを簡単に見つけるには、それらをスタート ページの左側のタブにある [お気に入り] リストに追加します。
モデルまたはプロジェクトを [お気に入り] リストに追加するには、[最近使用した項目] リストで、お気に入りのモデルとプロジェクトの名前の横にある星印をクリックします。

最近使用したファイルのクリア
Simulink スタート ページの [最近使用した項目] リストは、最近開いたファイルのリストです。
[最近使用した項目] リストを編集またはクリアするには、最近使用したファイルを右クリックし、[リストから削除] または [リストをクリア] をクリックします。
Simulink.history.clear 関数を使用して、Simulink の履歴をプログラムでクリアすることもできます。
異なった文字エンコードのモデルを開く
異なるエンコードを使用する MATLAB セッションで、R2021b より前のリリースで作成された MDL ファイルを開くと、警告が表示されます。
たとえば、Shift_JIS 用に構成された MATLAB セッションで MDL ファイルを作成し、そのファイルを windows-1252 用に構成されたセッションで開くとします。警告メッセージには、現在のセッションのエンコードとモデルの作成に使用したエンコードが表示されます。
R2021b 以降、MDL ファイルには任意のエンコードの文字を格納できます。
異なるエンコードを使用する MATLAB セッションで、R2021b より前のリリースで作成された MDL ファイルを開くには、MDL ファイルが設定されているエンコードの環境で、ファイルを R2021b 以降のリリースで再保存するか、MDL ファイルを SLX ファイルとして再保存します。
参考
simulink | open_system | Simulink.defaultModelTemplate | Simulink.history.clear