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Simulink.sdi.setNumCursors

シミュレーション データ インスペクターでアクティブなカーソルの数を設定

R2021a 以降

    説明

    Simulink.sdi.setNumCursors(num) は、シミュレーション データ インスペクターの [検査] ペインのプロットに、num で指定された数のカーソルを表示するよう設定します。

    Simulink.sdi.setNumCursors(num,view) は、シミュレーション データ インスペクターの [検査] または [比較] プロット領域 (view の指定に従う) に、num で指定された数のカーソルを表示するよう設定します。

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    シミュレーション データ インスペクターのプログラムによるインターフェイスを使用して、時間プロットまたはスパークライン上のカーソルの位置を指定したり、現在のカーソル位置に対応する時間にアクセスしたりできます。

    セッション ファイル vdp_mu.mldatx を開き、シミュレーション データ インスペクターにプロット データを追加します。このセッション ファイルには、ファン デル ポールの方程式のモデルに対する 20 秒間のシミュレーションのデータが格納されており、信号 x1x221 列のサブプロット レイアウト上の別々のサブプロットにプロットされています。

    openExample("simulink/InteractWithCursorsInTheSimulationDataInspectorExample", ...
        supportingFile="vdp_mu.mldatx")

    関数 Simulink.sdi.setNumCursors を使用して、プロットにカーソルを 1 つ追加します。

    Simulink.sdi.setNumCursors(1);

    シミュレーション開始後 5 秒時点の信号値を知る必要があるとします。関数 Simulink.sdi.setCursorPositions を使用してカーソルを t=5s に移動し、各サブプロット上のカーソルから信号値を読み取ります。カーソル ラベルの値の横のアスタリスクは、シミュレーションに 5s ちょうどの時点のシミュレーションを求める計算が含まれていなかったため、値が内挿されたことを示しています。

    Simulink.sdi.setCursorPositions('left',5);

    Subplots of x1 on the top and x2 on the bottom showing the data cursor at 5 seconds.

    x2 信号の 2 つのピーク間の時間を計算する必要があるとします。関数 Simulink.sdi.setNumCursors を使用するか、シミュレーション データ インスペクターの [データ カーソルを表示/非表示にします] を使用して、2 つ目のカーソルを追加します。

    numCursors = Simulink.sdi.getNumCursors;
    if(numCursors < 2)
        Simulink.sdi.setNumCursors(2);
    end

    カーソルをドラッグして、左側のカーソルが x2 信号の 1 つ目のピークに、右側のカーソルが 2 つ目のピークに配置されるようにします。あるいは、次のコードを実行してカーソルを配置できます。

    Simulink.sdi.setCursorPositions('left',5.921998549931304,...
        'right',12.378442136906246);

    Subplots of x1 on the top and x2 on the bottom with two cursors.

    シミュレーション データ インスペクターに、2 つのカーソル間の差が秒単位で表示されます。ただし、カーソル位置も差分値も丸められています。関数 Simulink.sdi.getCursorPositions を使用して、各カーソル位置に対応する正確な時間値をプログラムにより取得します。次に、各時間の間の差分を計算します。

    [t1,t2] = Simulink.sdi.getCursorPositions;
    T = t2 - t1
    T = 6.4564

    入力引数

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    表示するカーソルの数。01、または 2 として指定します。

    カーソル表示の対象とするプロット領域。'inspect' または 'compare' として指定します。

    データ型: char | string

    バージョン履歴

    R2021a で導入