Simulink.sdi.setCursorPositions
説明
Simulink.sdi.setCursorPositions(
は、1 つ以上の名前と値のペアの引数で指定したとおりに、シミュレーション データ インスペクター内でアクティブなカーソルの位置を設定します。Name,Value
)
例
シミュレーション データ インスペクターのカーソルのプログラムによる操作
シミュレーション データ インスペクターのプログラムによるインターフェイスを使用して、時間プロットまたはスパークライン上のカーソルの位置を指定したり、現在のカーソル位置に対応する時間にアクセスしたりできます。
セッション ファイル vdp_mu.mldatx
を開き、シミュレーション データ インスペクターにプロット データを追加します。このセッション ファイルには、ファン デル ポールの方程式のモデルに対する 20 秒間のシミュレーションのデータが格納されており、信号 x1
と x2
が 2
行 1
列のサブプロット レイアウト上の別々のサブプロットにプロットされています。
open vdp_mu.mldatx;
関数 Simulink.sdi.setNumCursors
を使用して、プロットにカーソルを 1 つ追加します。
Simulink.sdi.setNumCursors(1);
シミュレーション開始後 5
秒時点の信号値を知る必要があるとします。関数 Simulink.sdi.setCursorPositions
を使用してカーソルを t=5s
に移動し、各サブプロット上のカーソルから信号値を読み取ります。カーソル ラベルの値の横のアスタリスクは、シミュレーションに 5s
ちょうどの時点のシミュレーションを求める計算が含まれていなかったため、値が内挿されたことを示しています。
Simulink.sdi.setCursorPositions('left',5);
x2
信号の 2 つのピーク間の時間を計算する必要があるとします。関数 Simulink.sdi.setNumCursors
を使用するか、シミュレーション データ インスペクターの [データ カーソルを表示/非表示にします] を使用して、2 つ目のカーソルを追加します。
numCursors = Simulink.sdi.getNumCursors; if(numCursors < 2) Simulink.sdi.setNumCursors(2); end
カーソルをドラッグして、左側のカーソルが x2
信号の 1 つ目のピークに、右側のカーソルが 2 つ目のピークに配置されるようにします。あるいは、次のコードを実行してカーソルを配置できます。
Simulink.sdi.setCursorPositions('left',5.921998549931304,... 'right',12.378442136906246);
シミュレーション データ インスペクターに、2 つのカーソル間の差が秒単位で表示されます。ただし、カーソル位置も差分値も丸められています。関数 Simulink.sdi.getCursorPositions
を使用して、各カーソル位置に対応する正確な時間値をプログラムにより取得します。次に、各時間の間の差分を計算します。
[t1,t2] = Simulink.sdi.getCursorPositions; T = t2 - t1
T = 6.4564
入力引数
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。Name
は引数名、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に表示されなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前は、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: Simulink.sdi.setCursorPositions('right',10,'view','compare')
は、[比較] ペイン上の右側のカーソルを 10s
に移動します。
left
— 左側のカーソルの位置
スカラー
左側のカーソルの位置。単位 s を使用する有限のスカラーとして指定します。名前と値のペアの引数 'left'
を使用して、1 つのアクティブなカーソルの位置を指定します。
カーソルの識別方法は相対的なものであり、絶対的ではありません。左側のカーソルに値を指定して、そのカーソルを右側のカーソルよりも右に移動した場合、左側のカーソルが右側のカーソルになります。その逆も同様です。
例: Simulink.sdi.setCursorPositions('left',0.5)
は左側のカーソルを 500ms
に移動します。
データ型: double
right
— 右側のカーソルの位置
スカラー
右側のカーソルの位置。単位 s を使用する有限のスカラーとして指定します。
カーソルの識別方法は相対的なものであり、絶対的ではありません。左側のカーソルに値を指定して、そのカーソルを右側のカーソルよりも右に移動した場合、左側のカーソルが右側のカーソルになります。その逆も同様です。
例: Simulink.sdi.setCursorPositions('right',10)
は、右側のカーソルを 10s
に移動します。
ヒント
名前と値のペアの引数 'left'
を使用して、1 つのアクティブなカーソルの位置を指定します。
データ型: double
view
— カーソル移動の対象とするプロット領域。
'inspect'
(既定値) | 'compare'
カーソル移動の対象とするプロット領域。'inspect'
または 'compare'
として指定します。
例: Simulink.sdi.setCursorPositions('right',10,'view','compare')
は、[比較] ペイン上の右側のカーソルを 10s
に移動します。
データ型: char
| string
バージョン履歴
R2021a で導入
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