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Simulink.data.evalinGlobal

Simulink モデルのコンテキスト内の MATLAB 式を評価する

説明

returnValue = Simulink.data.evalinGlobal(modelName,expression) は、Simulink® モデル modelName のコンテキスト内で MATLAB®expression を評価し、expression によって返された値を返します。この関数は、次のように式を評価します。

  • データ ディクショナリが外部データ ソースとしてモデルにリンクされている場合、この関数は、ディクショナリの [データの設計] セクションのデータを使用して式を評価します。

  • モデルが外部データ ソースにリンクされていない場合、この関数は、MATLAB ベース ワークスペースのデータを使用して式を評価します。

  • MAT ファイルが外部データ ソースとしてモデルにリンクされている場合、この関数はエラーを報告します。

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外部データ ソースがリンクされていないモデル vdp のコンテキストで、MATLAB 式 myNewVariable = 237; を評価します。

openExample('simulink_general/VanDerPolOscillatorExample')
Simulink.data.evalinGlobal('vdp','myNewVariable = 237;')

myNewVariable は、MATLAB ベース ワークスペースに変数として表示されます。

データ ディクショナリ sldemo_fuelsys_dd_controller.sldd にリンクされているモデル sldemo_fuelsys_dd_controller のコンテキストで、MATLAB 式 myNewEntry = true; を評価します。

openExample('simulink_automotive/UseDDForFuelContSysExample')
sldemo_fuelsys_dd_controller
Simulink.data.evalinGlobal('sldemo_fuelsys_dd_controller',...
'myNewEntry = true;')

myNewEntry は、ディクショナリの [データの設計] セクションにエントリとして表示されます。

モデル エクスプローラーでディクショナリを表示し、データ ディクショナリ sldemo_fuelsys_dd_controller.sldd 内にエントリ myNewEntry が作成されたことを確認します。

openExample('simulink_automotive/UseDDForFuelContSysExample')
sldemo_fuelsys_dd_controller'
myDictionaryObj = Simulink.data.dictionary.open(...
'sldemo_fuelsys_dd_controller.sldd');
show(myDictionaryObj)

入力引数

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モデル名。文字ベクトルまたは string として指定します。

例: 'myTestModel'

データ型: char | string

評価する MATLAB 式。文字ベクトルまたは string として指定します。

例: 'a = 5.3'

例: 'whos'

例: 'CurrentSpeed.Value = 290.73'

データ型: char | string

出力引数

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指定した MATLAB 式で返される値。

制限

MAT ファイルが外部データ ソースとしてモデルにリンクされている場合、この関数はエラーを報告します。

代替方法

Simulink.data.resolveInGlobal または Simulink.data.getVariableFromGlobal を使用してください。

バージョン履歴

R2015a で導入