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evalin

データ ディクショナリ セクションの MATLAB 式を評価

説明

returnValue = evalin(sectionObj,expression) は、データ ディクショナリ セクション sectionObj の MATLAB 式を評価し、expression から返される値を返します。

ブロック パラメーター値をスイープする目的でプログラムにより変数にアクセスするには、データ ディクショナリのプログラム インターフェイス経由で変数を変更する代わりに、Simulink.SimulationInput オブジェクトの使用を検討します。ブロック パラメーター値の最適化、推定およびスイープを参照してください。

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データ ディクショナリ myDictionary_ex_API.sldd の [Design Data] セクションを dDataSectObj という名前の Simulink.data.dictionary.Section オブジェクトで表します。

myDictionaryObj = Simulink.data.dictionary.open('myDictionary_ex_API.sldd');
dDataSectObj = getSection(myDictionaryObj,'Design Data');

myDictionary_ex_API.sldd の [Design Data] セクションで whos コマンドを実行します。

evalin(dDataSectObj,'whos')
   Name                 Size            Bytes  Class                 Attributes

  fuelFlow             1x1                 8  double                          
  myRefEntry           1x1                 1  logical                         
  parameterGain37      1x1               112  Simulink.Parameter              

入力引数

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ターゲットのデータ ディクショナリ セクション。Simulink.data.dictionary.Section オブジェクトとして指定します。この関数を使用する前に、関数 getSection などを使用してターゲットのセクションを Simulink.data.dictionary.Section オブジェクトで表しておきます。

評価する MATLAB 式。文字ベクトルとして指定します。

例: 'a = 5.3'

例: 'whos'

例: 'CurrentSpeed.Value = 290.73'

データ型: char

ヒント

  • evalin では、データ ディクショナリ セクションを MATLAB ワークスペースとして扱うことができます。セクションに含まれるエントリは、MATLAB 式で操作できるワークスペース変数と考えることができます。

バージョン履歴

R2015a で導入