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isShuffleable

データストアがシャッフル可能かどうかを判別

R2020a 以降

説明

tf = isShuffleable(dst) は、データストア dst がシャッフル可能な場合は logical 1 (true)、それ以外の場合は logical 0 (false) を返します。

シャッフル可能なデータストアに対して関数 shuffle を使用すると、異なるデータストアでファイルの行関連付けを維持しながら、ファイルの順序をランダム化できます。

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シミュレーションのビッグ データが含まれる matlab.io.datastore.SimulationDatastore オブジェクトがある場合、関数 isShuffleable を使用して、SimulationDatastore がシャッフル可能かどうかを判別できます。

モデルからのビッグ データのログ記録

モデル例 sldemo_fuelsys を開きます。

mdl = "sldemo_fuelsys";
open_system(mdl)

[コンフィギュレーション パラメーター]、[データのインポート/エクスポート]、[データセットのデータをファイルにログ] を選択します。あるいは、関数 set_param を使用し、Dataset 形式を使用してログに記録されたシミュレーション データのログをワークスペースの代わりに MAT ファイルに記録できます。

set_param(mdl,"LoggingToFile","on")

モデルのシミュレーションを実行します。

sim(mdl)

現在のフォルダーに MAT ファイル out.mat が表示されます。ログに記録された信号データは、変数名 sldemo_fuelsys_out を使用して MAT ファイルに格納されます。

ログに記録された信号データを参照する DatasetRef オブジェクトを作成します。

DSRef = Simulink.SimulationData.DatasetRef("out.mat","sldemo_fuelsys_output");

ビッグ データのプレビュー

中かっこを使用して、fuel という名前の信号を抽出します。この信号は、Simulink.SimulationData.Signal オブジェクトとして、DSRef の 10 番目の要素になります。SimulationDatastore オブジェクトは、返される SimDataSig という名前の Singal オブジェクトの Values プロパティに存在します。

SimDataSig = DSRef{10};
DStore = SimDataSig.Values;

データストアがシャッフル可能かどうかを判別します。

if isShuffleable(DStore)
    disp("Datastore is shuffleable.")
else
    disp("Datatstore is not shuffleable.")
end
Datatstore is not shuffleable.

入力引数

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入力データストア。次のデータストアを入力として使用できます。

  • MATLAB® データストア — MATLAB の関数 datastore を使用して作成されたデータストア。データストアの完全な一覧については、ファイル形式またはアプリケーション用のデータ ストアの選択を参照してください。

  • 統合および変換を行ったデータストア — 関数 combine および transform を使用して作成したデータストア。

  • カスタム データストア — カスタム データストア フレームワークを使用して作成したデータストア。matlab.io.Datastore からサブクラス化されるデータストアで関数 isShuffleable がサポートされます。詳細については、カスタム データストアの開発を参照してください。

バージョン履歴

R2020a で導入