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cancel

保留中、キューに入っている、または実行中の Simulink.Simulation.Future オブジェクトをキャンセルする

説明

cancel(Future) は、現在の状態が 'pending''queued'、または 'running' である、Simulink.Simulation.Future 配列、Future のオブジェクトを停止します。Futures の要素のうち、状態が 'finished' のものについては、アクションは実行されません。

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この例は、cancel メソッドを future オブジェクトの配列に対して使用して、シミュレーションを停止する方法を示します。

この例では、ゲイン Mu の値を変化させて、vdp モデルの複数のシミュレーションを実行します。

モデルを開き、Mu の値のベクトルを定義します。

openExample('simulink_general/VanDerPolOscillatorExample');
open_system('vdp');
Mu_Values = [0.5:0.25:1000];
MuVal_length = length(Mu_Values)

Mu_Values を使用して、Simulink.SimulationInput オブジェクトの配列を初期化します。配列を事前に割り当てるために、ループ インデックスは最大値から開始されるように作成します。

for i = MuVal_length:-1:1
    in(i) = Simulink.SimulationInput('vdp');
    in(i) = in(i).setBlockParameter('vdp/Mu',...
        'Gain',num2str(Mu_Values(i)));
end

parsim を使用して、モデルのシミュレーションを実行します。シミュレーション実行中にコマンド プロンプトを利用できるようにするため、'RunInBackground' に設定します。

Future = parsim(in,'RunInBackground','on');

ここで、異なる Mu の値を使用してシミュレーションを実行するために、実行中のシミュレーションをキャンセルするとします。

cancel(Future)

入力引数

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Simulation.Simulink.Future オブジェクトの配列。Future を作成するには、'RunInBackground' オプションを 'on' に設定して parsim を実行します。

例: Future = parsim(in,'RunInBackground','on')

バージョン履歴

R2018a で導入

参考

関数

クラス