jc_0009: 信号名の伝播表示
該当ガイドライン
Control Algorithm Modeling Guidelines - Using MATLAB®, Simulink®, and Stateflow®
サブ ID 推奨事項
NA-MAAB — a、b、c
JMAAB — a、b、c
MATLAB バージョン
すべて
ルール
サブ ID a
階層をまたぐ信号の信号名を定義する場合、伝播される信号名が表示されるように信号プロパティ [伝播信号の表示] を選択します。
ただし、次の条件のいずれかに該当する場合は、[伝播信号の表示] を選択しないでください。
ライブラリが含まれるサブシステム内
再利用可能な関数が設定されているサブシステム内
該当なし
伝播された信号名が表示されています。

サブ ID b
信号出力の伝播された信号名が表示されるように、以下のブロックに対して信号プロパティ [伝播信号の表示] を選択します。
該当なし
伝播された信号名が表示されています。

Inport ブロックおよび Goto ブロックに接続している信号に名前がないため、[伝播信号の表示] を選択する必要はありません。

Inport ブロックおよび Goto ブロックに接続している信号に名前がないため、From ブロックおよび Gain ブロックに接続する信号は名前なしのままにできます。

Inport ブロックと Goto ブロックに接続している信号に名前がありませんが、From ブロックと Gain ブロックに接続している信号に対して [伝播信号の表示] が選択されています。

信号が伝播しているかどうかに関係なく、[伝播信号の表示] は選択されていません。

Inport ブロックと Goto ブロックに接続している信号に名前がありませんが、From ブロックと Gain ブロックに接続している信号に名前が付いています。

Gain ブロックと Signal Specification ブロックに接続している信号に名前がありませんが、Signal Specification ブロックと Outport ブロックに接続している信号に対して [伝播信号の表示] が選択されています。

信号が伝播しているかどうかに関係なく、[伝播信号の表示] は選択されていません。

Gain ブロックと Signal Specification ブロックに接続している信号に名前がありますが、Signal Specification ブロックと Outport ブロックに接続している信号にも名前があります。

Function-Call Generator ブロックと Function-Call Split ブロックに接続している信号に名前がありませんが、Function-Call Split ブロックと Function-Call Subsystem ブロックに接続している信号に対して [伝播信号の表示] が選択されています。

信号が伝播しているかどうかに関係なく、[伝播信号の表示] は選択されていません。

Function-Call Generator ブロックと Function-Call Split ブロックに接続している信号に名前があり、Function-Call Split ブロックと Function-Call Subsystem ブロックに接続している信号にも名前が付いています。

サブ ID c
伝播された信号名が存在しない場合は [伝播信号の表示] は選択しません。
Bus Creator ブロックと Outport ブロックに接続している信号に名前がありませんが、Subsystem ブロックと Outport ブロックに接続している信号に対して [伝播信号の表示] が選択されています。

Subsystem ブロックは空伝播となります。

根拠
サブ ID a、b:
信号線の接続の誤りを防ぎます。
信号線の名前の付け間違いを防ぎます。
サブ ID c:
記述方法を統一することで可読性が向上します。
検証
モデル アドバイザー チェック: Check signal name propagation (Simulink Check)
最終更新
R2024b
バージョン履歴
R2020a で導入


