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rc2poly

反射係数の予測フィルター多項式への変換

説明

a = rc2poly(k) は、ラティス構造反射係数のベクトル k から得られた予測フィルター係数のベクトル a を返します。

[a,eFinal] = rc2poly(k,r0) は、ゼロラグ自己相関 r0 に基づく最終予測誤差 eFinal も返します。

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一連の反射係数によって与えられるラティス IIR フィルターを考えます。それと等価の予測フィルターの表現を求めます。

k = [0.3090 0.9800 0.0031 0.0082 -0.0082];

a = rc2poly(k)
a = 1×6

    1.0000    0.6148    0.9899    0.0000    0.0032   -0.0082

入力引数

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反射係数のリスト。ベクトルとして指定します。

データ型: single | double
複素数のサポート: あり

ゼロラグ自己相関。スカラーとして指定します。

データ型: single | double
複素数のサポート: あり

出力引数

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予測フィルター係数。長さ p+1 の行ベクトルとして返されます。ここで、pk の要素数です。この関数は、a の最初の列を 1 として返すため、a(1)=1 となります。

最終予測誤差パワー。スカラーとして返されます。

アルゴリズム

rc2poly では、レビンソン再帰法 (参考文献[1]) を使用して出力 a が計算されます。関数は以下を実行します。

  1. 出力ベクトル a を、k の最初の要素に設定します。

  2. k の残りの要素について、ループを使用して繰り返し計算します。

    ループ i の反復ごとに、a = [a + a(i-1:-1:1)*k(i) k(i)] が計算されます。

  3. a = [1 a] が実装されます。

参照

[1] Kay, Steven M. Modern Spectral Estimation. Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 1988.

拡張機能

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バージョン履歴

R2006a より前に導入