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besself
ベッセル アナログ フィルターの設計
説明
例
入力引数
出力引数
アルゴリズム
関数 besself
は、アナログ ベッセル フィルターを設計します。このフィルターは、通過帯域全体でほぼ一定の群遅延をもつという特徴をもち、したがってフィルター処理後の信号波形を通過帯域で保持しています。
ローパス ベッセル フィルターの振幅応答は、ローパス バタワース フィルターと同様、単調減少します。バタワース、チェビシェフ、および楕円の各フィルターに比べ、ベッセル フィルターは最も緩やかなロールオフをもち、減衰仕様を満たすために最も高い次数を必要とします。
高次フィルターにおいては、状態空間型が数値的に最も正確であり、零点-極-ゲイン型がこれに続きます。伝達関数係数型は最も精度が劣り、15 次程度の低さのフィルター次数でも数値的な問題が生じる可能性があります。
besself
は、以下の 4 つの手順のアルゴリズムを使用します。
関数
besselap
を使用して、ローパス アナログ プロトタイプの極、零点、およびゲインを求めます。極、零点、およびゲインを状態空間型に変換します。
必要に応じて、状態空間変換を使ってローパス フィルターを、望ましい周波数制約をもつバンドパス、ハイパス、または、バンドストップのフィルターに変換します。
必要に応じて、状態空間フィルターを伝達関数、または、零点-極-ゲイン型に逆変換します。
参照
[1] Parks, Thomas W., and C. Sidney Burrus. Digital Filter Design. New York: John Wiley & Sons, 1987.
バージョン履歴
R2006a より前に導入