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besselap
ベッセル アナログ ローパス フィルターのプロトタイプ
構文
[z,p,k] = besselap(n)
説明
[z,p,k] = besselap(n)
では、n
次のベッセル アナログ ローパス フィルターのプロトタイプの極とゲインが返されます。n
は 25 以下でなければなりません。この関数は、長さ n
の列ベクトル p
に極を、スカラー k
にゲインをそれぞれ返します。z
は、零点がないため空行列となります。伝達関数は、次のように表されます。
besselap
では、低周波数帯と高周波数帯においてベッセル プロトタイプが同じ次数のバタワース プロトタイプと漸近的に等しくなるように、極とゲインが正規化されます[1]。フィルターの振幅は、単位元カットオフ周波数 Ωc = 1 で 未満となります。
アナログ ベッセル フィルターは、ゼロ周波数で群遅延が最大フラットとなり、通過帯域全体でほぼ一定となるという特徴があります。ゼロ周波数での群遅延は、次のように表されます。
例
アルゴリズム
besselap
では、Symbolic Math Toolbox™ を使用して作成されたルックアップ テーブルからフィルターの根が求められます。
参考文献
[1] Rabiner, L. R., and B. Gold. Theory and Application of Digital Signal Processing. Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 1975, pp. 228–230.