buttap
バタワース フィルターのプロトタイプ
説明
例
入力引数
出力引数
アルゴリズム
関数 buttap
は、長さ n
の列ベクトル p
に極を、スカラー k
にゲインをそれぞれ返します。z
は、零点がないため空行列となります。伝達関数は、次のように表されます。
z = []; p = exp(sqrt(-1)*(pi*(1:2:2*n-1)/(2*n)+pi/2)).'; k = real(prod(-p));
メモ
関数 buttap
では MATLAB® で零点、極、ゲイン (z, p, and k)
が返されます。ただし、buttap
では生成された C/C++ コードは、零点 z
が常に空行列のため、極 p
とゲイン k
のみが返されます。
バタワース フィルターは、通過帯域で振幅応答が最大フラットとなり、全体的に単調であるという特徴をもちます。ローパスの場合、振幅の二乗応答の最初の 2n
-1 次導関数が、ω = 0 においてゼロとなります。振幅の二乗応答関数は、次のようになります。
これは、左半平面で円周上に等間隔の極をもつ伝達関数と一致します。カットオフ角周波数 ω0 での振幅応答は、フィルターの次数とは関係なく常に です。結果が正規化されるように、buttap
では ω0 が 1 に設定されます。
参照
[1] Parks, T. W., and C. S. Burrus. Digital Filter Design. New York: John Wiley & Sons, 1987.
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入