setInport
説明
setInport(
は、コードとキャリブレーション ファイル (a2l) の生成用に、指定されたルートレベルの Inport ブロックを設定します。たとえば、この関数を使用して、指定されたルートレベルの Inport をストレージ クラスおよびストレージ クラス プロパティの設定にマッピングします。これらの設定は、Inport の C コードを生成するためにコード ジェネレーターによって使用されます。または、その Inport に対するキャリブレーション アクセスを構成します。myCodeMappingObj
,inport
,Name,Value
)
例
モデル内のルートレベルの Inport のストレージ クラスを Model default
に構成
モデル ConfigurationRapidPrototypingInterface
に対するモデル コード マッピングで、モデル全体のルートレベルの Inport のストレージ クラスを Model default
に設定します。
openExample("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); cm = coder.mapping.api.get("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); inBlockHandles = find(cm,"Inports"); setInport(cm,inBlockHandles,StorageClass="Model default");
ルートレベルの Inport に対するキャリブレーション プロパティの構成
モデル ConfigurationRapidPrototypingInterface
に対するモデル コード マッピングで、ルートレベルの Inport ブロック In1
のキャリブレーション プロパティを設定します。
openExample("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); cm = coder.mapping.api.get("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); setInport(cm,"In1",Export=true); setInport(cm,"In1",CalibrationAccess="Calibration"); setInport(cm,"In1",CompuMethod="CM_Inport"); setInport(cm,"In1",DisplayIdentifier="inport_display_name"); setInport(cm,"In1",Format="%4.2");
入力引数
myCodeMappingObj
— コード マッピング オブジェクト
CodeMapping
オブジェクト
関数 coder.mapping.api.get
の呼び出しによって返されるコード マッピング オブジェクト (モデル コード マッピング)。
例: myCM
inport
— ルートレベルの Inport の名前、パス、またはハンドル
文字ベクトル | string スカラー | ブロック ハンドル | 文字ベクトルの cell 配列 | string スカラーの cell 配列 | ハンドルの cell 配列
構成するルートレベルの Inport の名前、パス、またはハンドル。複数の Inport を指定するには、cell 配列を使用します。
例: "In1"
データ型: char
| string
| cell
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで、Name
は引数名、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に配置しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用して各名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: StorageClass="ExportedGlobal"
StorageClass
— ストレージ クラスの名前
Auto
| Dictionary default
| ExportedGlobal
| ImportedExtern
| ImportedExternPointer
| Model default
指定されたルートの Inport ブロックに対して設定するストレージ クラス。事前定義済みのストレージ クラスまたはモデルに関連付けられた Embedded Coder ディクショナリで定義されているストレージ クラスの名前。C コード生成のためのルートレベルの Inport ブロックの構成を参照してください。
Identifier
— 変数名
文字ベクトル | string スカラー
生成されたコード内で Inport を表す変数の名前。
データ型: char
| string
Export
— キャリブレーション ファイル (a2l) での Inport の生成を有効または無効にする
true
(既定値) | false
キャリブレーション ファイル (a2l) で Inport を生成するには、このプロパティを有効にします。
BitMask
— Inport の値から単一ビットを抽出する
16 進数値
キャリブレーション中に Inport から単一ビットを抽出する 16 進数形式のマスク値。このプロパティは整数にのみ適用されます。
データ型: hexadecimal
CalibrationAccess
— Inport のキャリブレーションを有効または無効にする
NoCalibration
(既定値) | Calibration
Inport のキャリブレーションを有効にするには、Calibration
を選択します。Inport の値を表示し、キャリブレーションを無効にするには、NoCalibration
を選択します。
CompuMethod
— 変換メソッドの名前
文字ベクトル | string スカラー
読みやすくするために ECU 内部値を物理値に変換するメソッド名。
データ型: char
| string
DisplayIdentifier
— Inport の表示名
文字ベクトル | string スカラー
キャリブレーション ツールでの測定目的に応じた Inport のオプションの表示名。Simulink モデルの Inport 名とは異なります。
データ型: char
| string
Format
— Inport 値の表示形式
%[length].[layout]
キャリブレーション ツールの測定に指定される特殊な表示形式。この形式の指定は Inport の CompuMethod
で指定される表示形式よりも優先されます。
バージョン履歴
R2020b で導入
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