setDataStore
説明
setDataStore(
は、コード生成とキャリブレーション ファイル (a2l) 生成用に指定されたローカル データ ストアまたは共有ローカル データ ストアを設定します。この関数を使用して、ローカル データ ストアまたは共有ローカル データ ストアをストレージ クラスおよびストレージ クラス プロパティの設定にマッピングします。これらの設定は、C コードを生成するために、コード ジェネレーターによって使用されます。または、そのデータストア用のキャリブレーション アクセスを設定します。myCodeMappingObj
,dataStore
,Name,Value
)
例
ローカル データ ストアのストレージ クラスの設定
モデル ConfigurationRapidPrototypingInterface
のモデル コード マッピングで、ローカル データ ストア mode
のストレージ クラスを ExportedGlobal
に設定します。
openExample("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); cm = coder.mapping.api.get("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); setDataStore(cm,"mode",StorageClass="ExportedGlobal");
モデルのローカル データ ストアおよび共有ローカル データ ストアのストレージ クラスを Model default
に設定
モデル ConfigurationRapidPrototypingInterface
のモデル コード マッピングで、モデル全体のローカル データ ストアおよび共有ローカル データ ストアのストレージ クラスを Model default
に設定します。
openExample("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); cm = coder.mapping.api.get("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); dsmHandles = find(cm,"DataStores") setDataStore(cm,dsmHandles,StorageClass="Model default");
ローカル データ ストアのコード識別子の設定
モデル ConfigurationRapidPrototypingInterface
のモデル コード マッピングで、ローカル データ ストア mode
のコード識別子を ds_mode
に設定します。
openExample("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); cm = coder.mapping.api.get("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); setDataStore(cm,"mode",Identifier="ds_mode");
ローカル データ ストアのキャリブレーション プロパティの設定
モデル ConfigurationRapidPrototypingInterface
に対するモデル コード マッピングから、ローカル データ ストア mode
に対して構成されたキャリブレーション プロパティを設定します。
openExample("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); cm = coder.mapping.api.get("ConfigurationRapidPrototypingInterface"); setDataStore(cm,"mode",Export=true); setDataStore(cm,"mode",CalibrationAccess="Calibration"); setDataStore(cm,"mode",CompuMethod="CM_state"); setDataStore(cm,"mode",DisplayIdentifier="state_X"); setDataStore(cm,"mode",Format="%4.2");
入力引数
myCodeMappingObj
— コード マッピング オブジェクト
CodeMapping
オブジェクト
関数 coder.mapping.api.get
の呼び出しによって返されるコード マッピング オブジェクト (モデル コード マッピング)。
例: myCM
dataStore
— ブロック パス、ブロック ハンドル、またはデータストアの名前
文字ベクトル | string スカラー | ブロック ハンドル | 文字ベクトルの配列 | string スカラーの配列 | ブロック ハンドルの配列
コード マッピング情報を返す Data Store Memory ブロックのパス。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。あるいは、ブロック ハンドルまたはデータストアの名前を指定できます。データストアの名前を指定し、その名前がモデル内で一意でない場合、Simulink® は、ブロック パスまたはハンドルを指定するように指示するエラーを返します。複数のデータストアを指定するには、配列を使用します。
例: blockHandle
データ型: char
| string
| block_handle
| array
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで、Name
は引数名、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に配置しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用して各名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: StorageClass="ExportedGlobal
StorageClass
— ストレージ クラスの名前
Auto
| Dictionary default
| ExportedGlobal
| ImportedExtern
| ImportedExternPointer
| Model default
指定されたデータ ストア用に設定するストレージ クラス。事前定義済みのストレージ クラスまたはモデルに関連付けられた Embedded Coder ディクショナリで定義されているストレージ クラスの名前。C コード生成用のデータ ストアの構成を参照してください。
Identifier
— 変数名
文字ベクトル | string スカラー
生成されたコード内でローカル データ ストアを表す変数の名前。
データ型: char
| string
Export
— キャリブレーション ファイル (a2l) に対するデータストアの生成を有効または無効にする
true
(既定値) | false
キャリブレーション ファイル (a2l) に対してデータストアを生成するには、このプロパティを有効にします。
BitMask
— データストア値から単一ビットを抽出する
16 進数値
キャリブレーション中にデータストアから単一ビットを抽出する 16 進数形式のマスク値。このプロパティは整数にのみ適用されます。
データ型: hexadecimal
CalibrationAccess
— データストアのキャリブレーションを有効または無効にする
NoCalibration
(既定値) | Calibration
Calibration
を選択して、データストアのキャリブレーションを有効にします。NoCalibration
を選択して、データストアの値を表示し、キャリブレーションを無効にします。
CompuMethod
— 変換メソッドの名前
文字ベクトル | string スカラー
読みやすくするために ECU 内部値を物理値に変換するメソッド名。
データ型: char
| string
DisplayIdentifier
— データストアの表示名
文字ベクトル | string スカラー
キャリブレーション ツールで測定する目的のデータストアのオプションの表示名。Simulink モデルのデータストア名とは異なります。
データ型: char
| string
Format
— データストア値の表示形式
%[length].[layout]
キャリブレーション ツールの測定に指定される特殊な表示形式。この形式の指定はデータストアの CompuMethod
で指定される表示形式よりも優先されます。
バージョン履歴
R2020b で導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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