メインコンテンツ

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

writeMember

特定のワークスペース アンサンブル メンバーにデータを書き込み

説明

writeMember は、診断特徴デザイナーで生成されたコードで使用される関数です。

writeMember(wensemble,data) は、ワークスペース アンサンブル wensemble に新しいメンバーを作成し、wensemble が参照するデータ セットに data を追加します。

writeMember(wensemble,data,index) は、index で識別されるアンサンブル メンバーに data を書き込みます。writeMember は、既存の変数のデータは上書きし、新しい変数については追加の列を作成します。

診断特徴デザイナーで生成されるコードでは、次の条件で writeMemberreadMember、および findIndex が使用されます。

  • 入力データがファイルまたはシミュレーション アンサンブル データストアなどのアンサンブル データストアである。

  • コード生成時の計算オプションで、結果をアンサンブル データストアに書き戻すのではなく、結果をローカル メモリに格納するように指定している。

コードで workspaceEnsemble オブジェクトを使用して管理しているローカル バージョンのデータ内での読み取りと書き込みの際にメンバー インデックスを明示的に指定すると、元のアンサンブル データストアとのメンバーの同期が確実に維持されます。この同期は、信号の残差を計算する前処理としてアンサンブルの統計を計算する場合など、逐次的なメンバーの処理ループがある場合に必要です。

  • 空のアンサンブルから始まる最初のメンバーの処理ループでは、インデックス付けは必要ありません。それぞれの新しいメンバーの結果がアンサンブルの最後にコードによって追加されます。

  • 2 番目のループでは、インデックスにより、更新されたメンバーの結果を現在取り込まれているアンサンブル内の正しい位置にコードで書き込むことができます。

アンサンブルの統計の二重処理ループの詳細については、アプリで生成された MATLAB コードの構造を参照してください。

入力引数

すべて折りたたむ

アンサンブル オブジェクト。workspaceEnsemble オブジェクトとして指定します。wensemble はアンサンブル データを格納し、データ変数や状態変数など、アンサンブル内の変数の名前と型を指定します。

メンバー データ。単一行の table として指定します。

メンバー インデックス。正の整数として指定します。新しいデータを書き込むアンサンブル メンバーが index で識別されます。index を省略すると、writeMemberdata を新しいアンサンブル メンバーとして wensemble に追加します。

バージョン履歴

R2020a で導入