erase

文字列内の部分文字列の削除

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構文

newStr = erase(str,match)

説明

newStr = erase(str,match) は、str 内の match のすべての出現を削除します。関数 erase は、残りのテキストを newStr として返します。

match が配列の場合、erase は str 内で match のあらゆる要素のすべての出現を削除します。引数 str および match が同じサイズである必要はありません。

例

例

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string 配列を作成し、それから部分文字列を削除します。

str = ["the quick brown fox jumps";
       "over the lazy dog"]
str = 2×1 string
    "the quick brown fox jumps"
    "over the lazy dog"

部分文字列 "the " を str から削除します。関数 erase は両方のインスタンスを削除します。

newStr = erase(str,"the ")
newStr = 2×1 string
    "quick brown fox jumps"
    "over lazy dog"

複数の部分文字列を str から削除します。

match = ["the ","quick ","lazy "];
newStr = erase(str,match)
newStr = 2×1 string
    "brown fox jumps"
    "over dog"
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絶対パスを含むファイル名の string 配列を作成します。

str = ["C:\Temp\MyReport.docx";
       "C:\Data\Experiment1\Trial1\Sample1.csv";
       "C:\Temp\Slides.pptx"]
str = 3×1 string
    "C:\Temp\MyReport.docx"
    "C:\Data\Experiment1\Trial1\Sample1.csv"
    "C:\Temp\Slides.pptx"

パスを削除し、ファイル名のみを残します。パスを一致させるには、関数 wildcardPattern を使用して、最後の "\" 文字を含むすべてのテキストと一致するパターンを作成します。関数 erase でそのパターンを使用します。

match = wildcardPattern + "\"
match = pattern
  Matching:

    wildcardPattern + "\"


filenames = erase(str,match)
filenames = 3×1 string
    "MyReport.docx"
    "Sample1.csv"
    "Slides.pptx"

pattern オブジェクトを作成する関数の一覧については、patternを参照してください。

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文字ベクトルを作成します。空白文字を含む部分文字列 ' World' を削除します。 

chr = 'Hello World'
chr = 
'Hello World'

newChr = erase(chr,' World')
newChr = 
'Hello'

入力引数

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入力テキスト。string 配列、文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として指定します。

削除するテキスト。次のいずれかとして指定します。

  • string 配列

  • 文字ベクトル

  • 文字ベクトルの cell 配列

  • pattern 配列

ヒント

  • 出現がオーバーラップしている場合、一致する複数の出現を削除するには関数 strrep を使用します。erase は、出現がオーバーラップする場合に最初の出現のみを削除します。

拡張機能

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バージョン履歴

R2016b で導入

参考

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トピック