insertAfter

指定した部分文字列の後に文字列を挿入

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構文

newStr = insertAfter(str,pat,newText)
newStr = insertAfter(str,pos,newText)

説明

newStr = insertAfter(str,pat,newText) は str 内の pat で指定された部分文字列の後に newText を挿入し、結果を newStr として返します。pat が str で複数回現れる場合、insertAfter はすべての pat の後にテキストを挿入します。

str が string 配列または文字ベクトルの cell 配列の場合、insertAfter は newText を str の各要素に挿入します。出力引数 newStr のデータ型は、str と同じです。

例

newStr = insertAfter(str,pos,newText) は、str 内の pos で指定された位置の後に newText で指定されたテキストを挿入します。

例

例

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ライブ スクリプトを開く

string 配列を作成し、テキストを部分文字列の後に挿入します。

string は二重引用符を使用して作成できます。

str = "The quick fox"
str = 
"The quick fox"

部分文字列 "quick" の後にテキストを挿入します。

newStr = insertAfter(str,"quick"," brown")
newStr = 
"The quick brown fox"

部分文字列を string 配列の各要素に挿入します。異なる部分文字列を位置として指定する場合、その部分文字列は、str と同じサイズの string 配列または cell 配列に含まれていなければなりません。

str = ["The quick fox jumps";"over the dog"]
str = 2×1 string
    "The quick fox jumps"
    "over the dog"


newStr = insertAfter(str,["quick";"the"],[" brown";" lazy"])
newStr = 2×1 string
    "The quick brown fox jumps"
    "over the lazy dog"
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R2020b 以降

絶対パスを含むファイル名の string 配列を作成します。パスは異なるドライブ文字で始まります。

str = ["C:\Temp\MyReport.docx";
       "D:\Data\Experiment1\Trial1\Sample1.csv";
       "E:\Presentations\Slides.pptx"]
str = 3×1 string
    "C:\Temp\MyReport.docx"
    "D:\Data\Experiment1\Trial1\Sample1.csv"
    "E:\Presentations\Slides.pptx"

各ドライブ文字の後に新しいフォルダー名を挿入します。ドライブ文字を一致させるには、関数 lettersPattern を使用して単一文字に一致させ、その後に文字 ":\" が続くパターンを作成します。その後、insertAfter を呼び出します。

pat = lettersPattern(1) + ":\"
pat = pattern
  Matching:

    lettersPattern(1) + ":\"


filenames = insertAfter(str,pat,"Archive\")
filenames = 3×1 string
    "C:\Archive\Temp\MyReport.docx"
    "D:\Archive\Data\Experiment1\Trial1\Sample1.csv"
    "E:\Archive\Presentations\Slides.pptx"

pattern オブジェクトを作成する関数の一覧については、patternを参照してください。

ライブ スクリプトを開く

string 配列を作成し、部分文字列を挿入する位置を指定します。

string は二重引用符を使用して作成できます。

str = "James Maxwell"
str = 
"James Maxwell"

部分文字列を 5 番目の文字の後に挿入します。

newStr = insertAfter(str,5," Clerk")
newStr = 
"James Clerk Maxwell"

部分文字列を string 配列の各要素に挿入します。数値配列を使用して異なる位置を指定する場合、数値配列は入力 string 配列と同じサイズでなければなりません。

str = ["James Maxwell";"Carl Gauss"]
str = 2×1 string
    "James Maxwell"
    "Carl Gauss"


newStr = insertAfter(str,[5;4],[" Clerk";" Friedrich"])
newStr = 2×1 string
    "James Clerk Maxwell"
    "Carl Friedrich Gauss"
ライブ スクリプトを開く

文字ベクトルを作成し、テキストを指定した位置の後に挿入します。

chr = 'mushrooms and onions'
chr = 
'mushrooms and onions'

テキストを 9 番目の位置の後に挿入します。

newChr = insertAfter(chr,9,', peppers,')
newChr = 
'mushrooms, peppers, and onions'

テキストを部分文字列の後に挿入します。

newChr = insertAfter(chr,'mushrooms',', peppers,')
newChr = 
'mushrooms, peppers, and onions'

入力引数

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入力テキスト。string 配列、文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として指定します。

挿入されたテキストの開始位置をマークする str 内のテキストまたはパターン。次のいずれかとして指定します。

  • string 配列

  • 文字ベクトル

  • 文字ベクトルの cell 配列

  • pattern 配列 "(R2020b 以降)"

str が string 配列または文字ベクトルの cell 配列である場合、str のすべての要素にテキストを挿入できます。すべての挿入の開始位置が同じであるか、あるいは str の要素ごとに開始位置が異なるかを指定できます。

  • 同じ開始位置を指定するには、pat を文字ベクトル、string スカラー、または pattern オブジェクトとして指定します。

  • 異なる開始位置を指定するには、pat を string 配列、文字ベクトルの cell 配列、または pattern 配列として指定します。

開始位置。数値配列として指定します。

str が string 配列または文字ベクトルの cell 配列の場合、pos は数値スカラー、または str と同じサイズの数値配列にすることができます。

挿入するテキスト。string 配列、文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として指定します。

str が string 配列または文字ベクトルの cell 配列の場合、newText は、文字ベクトル、string スカラー、str と同じサイズの string 配列または cell 配列のいずれかとして指定できます。

出力引数

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出力テキスト。string 配列、文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として返されます。str と newStr は同じデータ型です。

拡張機能

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バージョン履歴

R2016b で導入

参考

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トピック