rose
は推奨されません。代わりに polarhistogram
を使用してください。rose
を削除する予定はありません。
関数 polarhistogram
では、極座標とヒストグラムのデータ用に設計されたグラフィックス オブジェクトを使用します。これらのオブジェクトには、rose
で使用されるオブジェクトよりも関連性の高いカスタマイズ オプションが用意されています。rose
の代わりに polarhistogram
を使用すると次のような利点があります。
polarhistogram
は、Axes
オブジェクトではなく PolarAxes
オブジェクトにプロットします。たとえば、PolarAxes
オブジェクトの ThetaZeroLocation
プロパティを設定することで 0 の位置を変更できます。
polarhistogram
は、Line
オブジェクトではなく Histogram
オブジェクトを作成します。たとえば、Histogram
オブジェクトの FaceColor
プロパティを設定することでビンに色を付けることができます。
次の表に、rose
のいくつかの一般的な用途と、代わりに polarhistogram
を使用するようにコードを更新する方法を示します。
目的 | 非推奨 | 推奨 | 相違点 |
---|
ビンの数を指定する。 | | polarhistogram(theta,nbins) | 違いはありません。 |
ビンの位置を指定する。 | | polarhistogram(theta,edges) | |
ターゲット座標軸を指定する。 | | | |
PolarAxes ターゲット座標軸を指定する。 | [t,r] = rose(theta)
polarplot(pax,t,r) | polarhistogram(pax,theta) | |
角度のヒストグラムの外観を変更する。 | 次に、ドット表記で ln を使用してグラフの外観を変更します。 | polarhistogram(theta,Name,Value) または h = polarhistogram(theta) 次に、ドット表記で h を使用してグラフの外観を変更します。 | rose の場合、ln は Line オブジェクトです。ドット表記を使用してラインの任意のプロパティを設定します。プロパティの一覧については、Line のプロパティ を参照してください。
polarhistogram の場合、h は Histogram オブジェクトです。ドット表記または名前と値の引数を使用してヒストグラムの任意のプロパティを設定します。プロパティの一覧については、Histogram のプロパティ を参照してください。
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