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rehash

関数やファイル システムのパス キャッシュを初期化

説明

rehash は、matlabroot に存在しない検索パス上のフォルダーについて、既知のファイルとクラスの MATLAB® リストを更新します。読み込まれた関数のタイムスタンプをディスク上のタイムスタンプと比較し、ディスク上のファイルの方が新しい場合は読み込まれた関数を消去します。これらのアクションは、MATLAB でコマンド ウィンドウ プロンプトを表示するたびに自動的に実行されます。別のプログラム ファイルを更新するプログラム ファイルを実行するときのみ、引数なしで rehash を実行し、呼び出しファイルの実行が終了する前に、2 番目のファイルの更新したバージョンを呼び出しファイルで使用する必要があります。

メモ

古いクラス ファイルに基づくオブジェクトがワークスペースにまだ存在している間は、クラス ファイルに対する変更を適用できません。ワークスペースからオブジェクトを削除するには、clearを使用します。

rehash path は、rehash と同じ更新を実行しますが、matlabroot にない検索パス上のすべてのフォルダーの既知のファイルおよびクラスのリストが無条件に更新されます。rehash path は、フォルダーが変更されたかどうかを MATLAB で判別できなかったことを示す警告を MATLAB の起動時に受け取り、最新バージョンのプログラム ファイルを使用していないために MATLAB で問題が発生する場合に実行します。

rehash toolbox は、rehash path と同じ更新を実行しますが、matlabroot にあるものも含め、検索パス上の "すべて" のフォルダーについて、既知のファイルとクラスのリストを更新します。rehash toolbox は、セッション中に matlabroot のファイルを変更、追加、または削除した場合に実行します。通常は、matlabroot 内のファイルおよびフォルダーを変更しないでください。

rehash toolboxcache は、rehash toolbox と同じように更新し、キャッシュ ファイルも更新します。この構文は、[基本設定] ウィンドウ[一般基本設定] ページにある [ツールボックス パス キャッシュの更新] ボタンをクリックすることと同じです。

すべて折りたたむ

プログラム ファイル内で、プログラムによってファイル myFunction.m を編集し、myFunction の更新にプログラム ファイルがアクセスできるように、rehash を使用して既知のファイルと関数のキャッシュ リストを更新します。

fopen("myFunction.m")

% Make changes to myFunction

fclose("myFunction.m")
rehash

x = myFunction()

バージョン履歴

R2006a より前に導入