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rdivide, ./
配列の右除算
説明
例
2 つの数値配列の除算
2 つの数値配列 A
および B
を作成し、最初の配列 A
を 2 番目の配列 B
で除算します。
A = [2 4 6 8; 3 5 7 9]; B = 10*ones(2,4); x = A./B
x = 2×4
0.2000 0.4000 0.6000 0.8000
0.3000 0.5000 0.7000 0.9000
整数除算
int16
スカラー値を int16
ベクトルの各要素で除算します。
a = int16(10); b = int16([3 4 6]); x = a./b
x = 1x3 int16 row vector
3 3 2
MATLAB® は、整数データ型の除算で結果を丸めます。
配列によるスカラーの除算
配列を作成し、スカラーを配列で除算します。
C = 5; D = magic(3); x = C./D
x = 3×3
0.6250 5.0000 0.8333
1.6667 1.0000 0.7143
1.2500 0.5556 2.5000
スカラー値を配列で除算するように指定した場合、スカラー値は同じサイズの配列に拡張され、要素ごとの除算が実行されます。
行ベクトルと列ベクトルの除算
1 行 2 列の行ベクトルと 3 行 1 列の列ベクトルを作成し、除算を行います。
a = 1:2; b = (1:3)'; a ./ b
ans = 3×2
1.0000 2.0000
0.5000 1.0000
0.3333 0.6667
結果は、3 行 2 列の行列になります。ここで、行列の各 (i,j) 要素は (j) ./ b(i)
と等しくなります。
入力引数
A
, B
— オペランド
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列
オペランド。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。入力 A
と B
は、同じサイズであるか、互換性のあるサイズでなければなりません (たとえば、A
が M
行 N
列の行列で、B
がスカラーまたは 1
行 N
列の行ベクトル)。詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
A
またはB
が整数データ型の場合、他方の入力は同じ整数型か double 型のスカラーでなければなりません。整数データ型のオペランドは、複素数にできません。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| logical
| duration
| char
複素数のサポート: あり
ヒント
./
と.\
の要素単位の演算子は、方程式A./B = B.\A
が示すように相互に関連しています。整数の除算ではより多くの丸めオプションを使用するには、
idivide
を使用します。MATLAB® は複素数の整数除算をサポートしていません。
拡張機能
tall 配列
メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。
この関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
single 型オペランドと double 型オペランドで
rdivide
を使用する場合、生成されたコードでは MATLAB と同じ結果が得られない可能性があります。single 型と double 型のオペランドをもつ要素単位の二項演算 (MATLAB Coder)を参照してください。
GPU コード生成
GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
使用上の注意事項および制限事項:
64 ビット整数はサポートされません。
詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入R2020b: 暗黙的な拡張の変更は duration
配列に影響
R2020b 以降、引数が duration
配列である場合、rdivide
は暗黙的な拡張をサポートします。R2020a から R2016b においては、暗黙的な拡張は数値データ型に対してのみサポートされていました。
R2016b: 暗黙的な拡張の変更は演算子の引数に影響
R2016b から暗黙的な拡張が追加されたことにより、それまで基本演算でエラーを返していた一部の引数の組み合わせで、結果が出力されるようになりました。たとえば、以前は行ベクトルと列ベクトルを加算できませんでしたが、それらのオペランドは現在、加算で有効になっています。つまり、[1 2] + [1; 2]
のような式は、以前はサイズの不一致エラーを返していましたが、実行されるようになりました。
コードで要素単位の演算子を使用し、以前 MATLAB の返していたサイズの不一致エラーに依存している場合 (特に try
/catch
ブロック内)、コードは今後、これらのエラーをキャッチしなくなることがあります。
基本的な配列演算に必要な入力サイズの詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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