TextBox のプロパティ
テキスト ボックスの外観と動作
TextBox
プロパティは、TextBox
オブジェクトの外観と動作を制御します。プロパティの値を変更することによって、テキスト ボックスの特定の要素を変更できます。プロパティのクエリと設定にはドット表記を使用します。
t = annotation("textbox"); sz = t.FontSize; t.FontSize = 12;
テキスト
String
— 表示するテキスト
''
(既定値) | 文字ベクトル | 文字ベクトルの cell 配列 | string 配列 | categorical 配列 | 数値
表示するテキスト。文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、string 配列、categorical 配列、または数値として指定します。目的とするテキストの外観に従って値を指定します。以下の表に、最も一般的な状況を示します。
テキストの外観 | 値の説明 | 例 |
---|---|---|
1 行のテキスト | 文字ベクトルまたは 1 行 1 列の string 配列。 | str = 'My Text' str = "My Text" |
複数行のテキスト | 文字ベクトルの cell 配列または string 配列。 | str = {'First line','Second line'}; str = ["First line", "Second line"]; |
数値変数を含むテキスト | char 配列に変換された数値を含む配列。num2str を使用して値を変換します。 |
x = 42;
str = ['The value is ',num2str(x)]; |
ギリシャ文字、数学記号などの特殊文字を含むテキスト | TeX マークアップを含む配列。サポートされるマークアップの一覧については、Interpreter プロパティを参照してください。 |
str = 'x ranges from 0 to 2\pi' |
メモ
default
、factory
およびremove
の語は予約語で、通常の文字として引用符で囲まれている場合はテキストに表示されません。これらの語を個別に表示するには、'\default'
または'\remove'
のように、その語の前にバックスラッシュを付けます。このプロパティを categorical 配列として指定した場合、MATLAB® はカテゴリではなく、配列内の値を使用します。
数値のみを含むテキストを指定した場合、その値は
sprintf('%g',value)
を使用して変換されます。たとえば、12345678
は1.23457e+07
として表示されます。
Color
— テキストの色
[0 0 0]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
テキストの色。RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。既定値 [0 0 0]
は、黒に相当します。
カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
例: 'blue'
例: [0 0 1]
例: '#0000FF'
Interpreter
— テキスト インタープリター
'tex'
(既定値) | 'latex'
| 'none'
テキスト インタープリター。次の値のいずれかとして指定します。
'tex'
— TeX マークアップのサブセットを使用して文字を解釈します。'latex'
— LaTeX マークアップを使用して文字を解釈します。'none'
— リテラル文字を表示します。
TeX マークアップ
MATLAB では、既定で TeX マークアップのサブセットをサポートしています。TeX マークアップを使用して、上付き文字や下付き文字の追加、フォントのタイプや色の変更、テキストへの特殊文字の挿入を行うことができます。
修飾子の効果はテキストの末尾まで適用されます。上付き文字と下付き文字は例外であり、次の 1 文字または中かっこで囲まれた文字にのみ適用されます。インタープリターを 'tex'
に設定した場合にサポートされる修飾子は次のとおりです。
修飾子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
^{ } | 上付き文字 | 'text^{superscript}' |
_{ } | 下付き文字 | 'text_{subscript}' |
\bf | 太字フォント | '\bf text' |
\it | イタリック フォント | '\it text' |
\sl | 斜体フォント (通常はイタリック フォントと同じ) | '\sl text' |
\rm | 標準フォント | '\rm text' |
\fontname{ | フォント名 — をフォント ファミリの名前に置き換えます。これは他の修飾子と組み合わせて使用できます。 | '\fontname{Courier} text' |
\fontsize{ | フォント サイズ — をポイント単位の数値スカラーに置き換えます。 | '\fontsize{15} text' |
\color{ | フォントの色 — を、red 、green 、yellow 、magenta 、blue 、black 、white 、gray 、darkGreen 、orange 、lightBlue の色のいずれかに置き換えます。 | '\color{magenta} text' |
\color[rgb]{specifier} | フォントのカスタムの色 — を RGB 3 成分に置き換えます。 | '\color[rgb]{0,0.5,0.5} text' |
次の表に、'tex'
インタープリターでサポートされる特殊文字を示します。
文字列 | 記号 | 文字列 | 記号 | 文字列 | 記号 |
---|---|---|---|---|---|
| α |
| υ |
| ~ |
| ∠ |
| ϕ |
| ≤ |
|
|
| χ |
| ∞ |
| β |
| ψ |
| ♣ |
| γ |
| ω |
| ♦ |
| δ |
| Γ |
| ♥ |
| ϵ |
| Δ |
| ♠ |
| ζ |
| Θ |
| ↔ |
| η |
| Λ |
| ← |
| θ |
| Ξ |
| ⇐ |
| ϑ |
| Π |
| ↑ |
| ι |
| Σ |
| → |
| κ |
| ϒ |
| ⇒ |
| λ |
| Φ |
| ↓ |
| µ |
| Ψ |
| º |
| ν |
| Ω |
| ± |
| ξ |
| ∀ |
| ≥ |
| π |
| ∃ |
| ∝ |
| ρ |
| ∍ |
| ∂ |
| σ |
| ≅ |
| • |
| ς |
| ≈ |
| ÷ |
| τ |
| ℜ |
| ≠ |
| ≡ |
| ⊕ |
| ℵ |
| ℑ |
| ∪ |
| ℘ |
| ⊗ |
| ⊆ |
| ∅ |
| ∩ |
| ∈ |
| ⊇ |
| ⊃ |
| ⌈ |
| ⊂ |
| ∫ |
| · |
| ο |
| ⌋ |
| ¬ |
| ∇ |
| ⌊ |
| x |
| ... |
| ⊥ |
| √ |
| ´ |
| ∧ |
| ϖ |
| ∅ |
| ⌉ |
| 〉 |
| | |
| ∨ |
| 〈 |
| © |
LaTeX マークアップ
LaTeX マークアップを使用するには、インタープリターを 'latex'
に設定します。インライン モードでは、マークアップを 1 つのドル記号 ($
) で囲みます。表示モードでは、マークアップを 2 つのドル記号 ($$
) で囲みます。
LaTeX モード | 例 | 結果 |
---|---|---|
インライン |
'$\int_1^{20} x^2 dx$' |
|
表示 |
'$$\int_1^{20} x^2 dx$$' |
|
テキストは LaTeX の既定のフォント スタイルで表示され、FontName
、FontWeight
、FontAngle
のプロパティは無視されます。フォント スタイルを変更するには、LaTeX マークアップを使用します。
LaTeX インタープリターで使用できるテキストの最大サイズは 1200 文字です。複数行のテキストの場合は、さらに 1 行につき 10 文字ほど文字数が少なくなります。
TeX および LaTeX の使用例については、チャートのテキスト内のギリシャ文字と特殊文字を参照してください。LaTeX システムの詳細については、LaTeX プロジェクトの Web サイト (https://www.latex-project.org/) を参照してください。
フォント
FontName
— フォント名
サポートされているフォント名 | "FixedWidth"
フォント名。サポートされているフォント名または "FixedWidth"
として指定します。テキストを正しく表示し印刷するには、システムでサポートされているフォントを選択しなければなりません。既定のフォントは、オペレーティング システムとロケールによって異なります。
どのロケールでもテキストが整って見える固定幅のフォントを使用するには、"FixedWidth"
を使用します。固定幅フォントは、ルートの FixedWidthFontName
プロパティによって決まります。ルートの FixedWidthFontName
プロパティを設定すると、表示内容が新しいフォントを使用して直ちに更新されます。
FontSize
— フォント サイズ
0 より大きいスカラー値
フォント サイズ。ポイント単位の 0 より大きいスカラー値として指定します。既定のフォント サイズは、特定のオペレーティング システムとロケールによって異なります。1 ポイントは 1/72 インチです。フォントの単位を変更するには、FontUnits
プロパティを使用します。
例: 12
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| logical
FontWeight
— 文字の太さ
'normal'
(既定値) | 'bold'
文字の太さ。'normal'
または 'bold'
として指定します。
MATLAB ではフォントは、FontWeight
プロパティを使用して、ユーザーのシステムで使用可能なフォントから選択します。すべてのフォントに太字があるとは限りません。そのため、太字フォントを指定しても標準フォントの太さと変わらない場合があります。
FontAngle
— 文字の傾斜
'normal'
(既定値) | 'italic'
文字の傾斜。'normal'
または 'italic'
として指定します。
すべてのフォントに両方のフォント スタイルがあるとは限りません。そのため、イタリック フォントを指定しても標準フォントと変わらない場合があります。
FontUnits
— フォント サイズの単位
'points'
(既定値) | 'inches'
| 'centimeters'
| 'normalized'
| 'pixels'
フォント サイズの単位。次の表のいずれかの値を指定します。
Units | 説明 |
---|---|
'points' | ポイント。1 ポイントは 1/72 インチです。 |
'inches' | インチ。 |
'centimeters' | センチメートル。 |
'normalized' | フォント サイズを、親コンテナー (通常は Figure) の高さに対する比率として解釈します。コンテナーのサイズを変更すると、それに従ってフォント サイズが変更されます。たとえば、FontSize が正規化された単位の 0.1 である場合、テキストはコンテナーの高さの 1/10 になります。 |
'pixels' | ピクセル。 R2015b 以降、Windows® および Macintosh システムにおいて、ピクセル単位の距離はシステム解像度に依存しません。
Linux® システムでは、ピクセルのサイズは使用しているシステムの解像度によって決まります。 |
1 回の関数呼び出しでフォント サイズとフォントの単位の両方を設定する場合は、指定したフォント サイズが正しく解釈されるように、先に FontUnits
プロパティを設定しなければなりません。
テキスト ボックス
FitBoxToText
— ボックスの幅と高さをテキストに合わせるオプション
'on'
(既定値) | on/off logical 値
ボックスの幅と高さをテキストに合わせるオプション。'on'
または 'off'
もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true
と等価であり、'off'
は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
'on'
— テキストに合わせてテキスト ボックスのサイズを調整します。'off'
— テキスト ボックスの幅に合わせてテキストを折り返します。テキストを折り返すと、その一部がテキスト ボックスの下にはみ出すことがあります。
プロット編集モードでテキスト ボックスのサイズを変更したり Position
プロパティを変更したりすると、FitBoxToText
プロパティは 'off'
に変更されます。
EdgeColor
— ボックスの外枠の色
[0 0 0]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | "r"
| "g"
| "b"
| ...
ボックスの外枠の色。RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。既定値 [0 0 0]
は、黒に相当します。
カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
例: "blue"
例: [0 0 1]
例: "#0000FF"
BackgroundColor
— テキスト ボックスの背景色
"none"
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | "r"
| "g"
| "b"
| ...
テキスト ボックスの背景色。RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。
カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
例: "blue"
例: [0 0 1]
例: "#0000FF"
FaceAlpha
— 背景色の透明度
1
(既定値) | 0 から 1 までのスカラー値
背景色の透明度。0 から 1 までのスカラー値として指定します。値が 1 の場合、色が不透明になります。このプロパティの値を 0 に近づけるほど透明度が高くなり、値を 0 に設定すると完全な透明になります。
LineStyle
— ボックスの外枠のライン スタイル
"-"
(既定値) | "--"
| ":"
| "-."
| "none"
ボックスの外枠のライン スタイル。次の表に挙げるオプションのいずれかとして指定します。
ライン スタイル | 説明 | 結果として得られる線 |
---|---|---|
"-" | 実線 |
|
"--" | 破線 |
|
":" | 点線 |
|
"-." | 一点鎖線 |
|
"none" | ラインなし | ラインなし |
LineWidth
— ボックスの外枠の幅
0.5
(既定値) | スカラー数値
ボックスの外枠の幅。ポイント単位のスカラー数値として指定します。1 ポイントは 1/72 インチです。
例: 1.5
Margin
— テキスト ボックス内のテキスト周囲の余白
5
(既定値) | スカラー数値
テキスト ボックス内のテキスト周囲の余白。ピクセル単位のスカラー数値として指定します。
位置
Position
— サイズと位置
[0.3 0.3 0.1 0.1]
(既定値) | 4 要素ベクトル
サイズと位置。[x_begin y_begin length height]
の形式の 4 要素ベクトルとして指定します。最初の 2 つの要素でテキスト ボックスの左下隅の座標を指定します。次の 2 つの要素でテキスト ボックスの長さと高さを指定します。
既定では、単位は Figure を基準に正規化されます。Figure の左下隅が (0,0)
で、右上隅が (1,1)
になります。単位を変更するには、Units
プロパティを使用します。
メモ
FitBoxToText
プロパティが "on"
に設定されている場合に String
プロパティを変更すると、次回の画面更新時まで Position
プロパティが最新の変更内容を反映しないことがあります。位置の値の変更を確実に反映するには、スクリプトまたは関数の作成時に、位置のクエリの前に drawnow
を呼び出します。
例: [0.2 0.3 0.4 0.5]
Rotation
— 回転角度 (度単位)
0
(既定値) | スカラー数値
回転角度 (度単位)。スカラー数値として指定します。回転角度は絶対値で、前の回転からの相対角度ではありません。
次の表に、Rotation
が取り得る値について、結果として生じる注釈の回転を示します。
Rotation の値 | 結果の回転 |
---|---|
0 | 回転なし |
正のスカラー値 | 指定した角度 (度単位) だけ反時計回りに回転 |
負のスカラー値 | 指定した角度 (度単位) だけ時計回りに回転 |
回転のアンカー ポイントは、Position
プロパティ ベクトルの最初の 2 つの要素で指定された位置で、[x y]
値によって表されます。
例: 45
Units
— 位置の単位
"normalized"
(既定値) | "inches"
| "centimeters"
| "characters"
| "points"
| "pixels"
位置の単位。次の表のいずれかの値を指定します。
Units | 説明 |
---|---|
"normalized" (既定) | 注釈を含む Figure、uipanel または uitab を基準にして正規化されます。コンテナーの左下隅が (0,0) で、右上隅が (1,1) になります。 |
"inches" | インチ。 |
"centimeters" | センチメートル。 |
"characters" | 既定のシステム フォントの文字サイズを基準にします。
|
"points" | ポイント。1 ポイントは 1/72 インチです。 |
"pixels" | ピクセル。 R2015b 以降、Windows および Macintosh システムにおいて、ピクセル単位の距離はシステム解像度に依存しません。
Linux システムでは、ピクセルのサイズは使用しているシステムの解像度によって決まります。 |
すべての単位は、Figure ウィンドウの左下隅から測定されます。
このプロパティは Position
プロパティに影響します。単位を変更した場合、Units
の設定値が既定値であることを前提としている他の関数に影響を及ぼさないように、計算終了後に元の既定値に戻すことを推奨します。
オブジェクトの作成時に名前と値の引数を使用して Position
プロパティと Units
プロパティを指定する場合は、指定する順序が重要です。特定の単位で位置を定義するには、Units
プロパティを設定してから Position
プロパティを設定しなければなりません。
HorizontalAlignment
— テキスト ボックス内でのテキストの水平方向の配置
"left"
(既定値) | "center"
| "right"
テキスト ボックス内でのテキストの水平方向の配置。次の表のいずれかの値を指定します。
値 | 結果 |
---|---|
"left" |
|
"center" |
|
"right" |
|
VerticalAlignment
— テキスト ボックス内でのテキストの垂直方向の配置
'top'
(既定値) | 'middle'
| 'bottom'
テキスト ボックス内でのテキストの垂直方向の配置。次の表のいずれかの値を指定します。
値 | 結果 |
---|---|
'top' |
|
'middle' |
|
'bottom' |
|
メモ
'cap'
および 'baseline'
の値は推奨されません。代わりに、それぞれ 'top'
および 'bottom'
の値を使用してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入R2022a: 注釈の回転
Rotation
プロパティを使用して、指定した角度 (度単位) だけ注釈を回転させます。回転のアンカー ポイントは、Position
プロパティにより指定された位置で、Position
プロパティは回転の影響を受けません。
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
Select a Web Site
Choose a web site to get translated content where available and see local events and offers. Based on your location, we recommend that you select: .
You can also select a web site from the following list:
How to Get Best Site Performance
Select the China site (in Chinese or English) for best site performance. Other MathWorks country sites are not optimized for visits from your location.
Americas
- América Latina (Español)
- Canada (English)
- United States (English)
Europe
- Belgium (English)
- Denmark (English)
- Deutschland (Deutsch)
- España (Español)
- Finland (English)
- France (Français)
- Ireland (English)
- Italia (Italiano)
- Luxembourg (English)
- Netherlands (English)
- Norway (English)
- Österreich (Deutsch)
- Portugal (English)
- Sweden (English)
- Switzerland
- United Kingdom (English)