最新のリリースでは、このページがまだ翻訳されていません。 このページの最新版は英語でご覧になれます。
1 次元のデジタル フィルター
は、分子係数 y
= filter(b
,a
,x
)b
と分母係数 a
で定義される有理伝達関数を使用して、入力データ x
をフィルター処理します。
a(1)
が 1
に等しくない場合、filter
は a(1)
でフィルター係数を正規化します。このため a(1)
は非ゼロでなければなりません。
x
がベクトルの場合、filter
はフィルター処理されたデータを x
と同じサイズのベクトルとして返します。
x
が行列の場合、filter
は最初の次元に沿って機能し、各列のフィルター処理されたデータを返します。
x
が多次元配列の場合、filter
は、サイズが 1 でない最初の配列次元に沿って機能します。
Signal
Processing Toolbox™ がある場合は、digitalFilter
(Signal Processing Toolbox) オブジェクト d
を指定し、y = filter(d,x)
を使用して入力信号 x
をフィルター処理します。周波数応答の仕様に基づいて d
を生成するには、designfilt
(Signal Processing Toolbox) を使用します。
DSP System
Toolbox™ がある場合は、dfilt
(DSP System Toolbox) オブジェクト dObj
を指定し、y = filter(dObj,x)
を使用して入力信号 x
をフィルター処理します。
FIR フィルターの係数 b
を指定して関数 filter
を使用するには、y =
filter(b,1,x)
を使用します。
フィルター処理関数の詳細については、デジタル フィルター処理 (Signal Processing Toolbox)を参照してください。
[1] Oppenheim, Alan V., Ronald W. Schafer, and John R. Buck. Discrete-Time Signal Processing. Upper Saddle River, NJ: Prentice-Hall, 1999.