近傍処理とブロック処理
フィルター処理と I/O 処理のための近傍とブロックの定義
特定のイメージ処理演算は、一度にイメージ全体を処理するのではなく、セクション内の 1 つのイメージを処理します。スライディング近傍演算は、各ピクセルの近傍にアルゴリズムを適用して、1 つのイメージを一度に 1 ピクセルずつ処理します。個別ブロック処理では、イメージがオーバーラップのないサイズの等しいブロックに分割され、各個別ブロックにアルゴリズムが適用されます。その後、近傍とブロックが再度組み合わされ、出力イメージを形成します。
関数
トピック
- 近傍処理またはブロック処理: 概要
イメージをブロックまたは近傍と呼ばれるセクションに分割し、イメージの処理に必要なメモリを削減します。
- スライディング近傍演算
スライディング近傍演算は、ピクセルの近傍の情報を使用して一度に 1 ピクセルずつ実行されます。
- 個別ブロック処理
個別ブロック処理は、イメージを個別に処理可能なオーバーラップのない四角形のセクションに分割します。
- ブロックのサイズとパフォーマンス
大きなブロック サイズでは全体の計算時間は減少しますが、各ブロックを処理するためにより多くのメモリが必要になります。
- 列方向の処理を使用して、スライディング近傍または個別ブロック演算を高速化する
スライディング近傍および個別ブロックを変形してイメージ処理の実行時間を短縮します。
- サポートされない形式のイメージ ファイルに対するブロック処理の実行
ブロック処理関数でサポートされないファイル形式でイメージ データを操作するには、領域に基づいてファイルを管理するクラスを作成します。
- 大きいイメージ ファイルに対するパラレル ブロック処理
Parallel Computing Toolbox™ ライセンスをお持ちの場合は、マシンの複数のプロセッサ コアを利用して
blockproc
のパフォーマンスを改善できます。