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getpvec

モデル パラメーターと、関連する不確かさのデータを取得する

構文

params = getpvec(sys)

[params,stdDev] = getpvec(sys)

[___] = getpvec(sys,'free')

説明

params = getpvec(sys) は同定されたモデル sys のパラメーター値を返します。

[params,stdDev] = getpvec(sys) はパラメーターの標準偏差値も返します。

[___] = getpvec(sys,'free') は、sys の自由パラメーターのみの値を返します。idnlarx モデルおよび idnlhw モデルでは、すべてのパラメーターが自由として扱われます。

例

推定モデルからのパラメーター値の取得

推定データを読み込みます。

load iddata1 z1;

伝達関数モデルを推定します。

sys = tfest(z1,3);

推定モデルからパラメーター値を取得します。

pvec = getpvec(sys);

推定モデルからのパラメーター値および標準偏差の取得

推定データを読み込みます。

load iddata2 z2;

状態空間モデルを推定します。

sys = ssest(z2,3);

モデル パラメーター pvec および関連標準偏差 pvec_sd を推定モデルから取得します。

[pvec,pvec_sd] = getpvec(sys);

推定モデルからの自由パラメーターの値の取得

推定データを読み込みます。

load iddata2 z2;

状態空間モデルを推定します。

sys = ssest(z2,3);

推定モデルから自由パラメーターの値を取得します。

pvec = getpvec(sys,'free');

入力引数

sys — 同定されたモデル

同定されたモデル オブジェクト | 同定されたモデル オブジェクトの配列

同定されたモデル。次のモデル オブジェクトのいずれか、またはそのようなオブジェクトの配列として指定します。

• idtf

• idss

• idgrey

• idpoly

• idproc

• idnlarx

• idnlhw

• idnlgrey

出力引数

params — パラメーター値

ベクトル | cell 配列 | []

パラメーター値。ベクトルとして返されます。

sys がモデル配列の場合、params は、sys 内の各モデルに対応するパラメーター値ベクトルの cell 配列です。

推定されていない idnlarx モデルおよび idnlhw モデルの場合、params は [] です。

stdDev — 標準偏差値

ベクトル | cell 配列 | []

パラメーターの標準偏差値。ベクトルとして返されます。

sys がモデル配列の場合、stdDev は、sys 内の各モデルに対応する標準偏差値ベクトルの cell 配列です。

sys のモデル共分散情報が使用可能でない場合は、stdDev は [] です。結果として、idnlarx および idnlhw モデルでは、パラメーター共分散情報が格納されないため、stdDev は常に [] です。

バージョン履歴

R2012a で導入

参考

setpvec | getcov | idssdata | tfdata | zpkdata