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balred
(非推奨) モデル次数の低次元化
balred
および balredOptions
は推奨されません。代わりに reducespec
(Control System Toolbox) を使用してください。 (R2023b 以降)コードの更新の詳細については、バージョン履歴を参照してください。
説明
例
入力引数
出力引数
アルゴリズム
balred
は、最初に G を安定部と不安定部に分けます。ErrorBound
をabsolute
と指定した場合、balred
は[1]の平衡化打ち切り方法を使用して Gs を低次元化します。この方法では、ハンケル特異値 (HSV) σj を可制御グラミアンおよび可観測グラミアンに基づいて計算します。次数を r とすると、絶対誤差 の範囲は になります。ここで、n は Gs の状態の数です。ErrorBound
をrelative
と指定した場合、balred
は[2]の確率的な平衡化打ち切り方法を使用して Gs を低次元化します。正方の Gs の場合は、位相行列 の HSV σj を計算します。ここで、W(s) は GG’ の安定した最小位相のスペクトル分解です。次数 r の場合は、相対誤差 の範囲は次のようになります。
ここで、 です。
参照
[1] Varga, A., "Balancing-Free Square-Root Algorithm for Computing Singular Perturbation Approximations," Proc. of 30th IEEE CDC, Brighton, UK (1991), pp. 1062-1065.
[2] Green, M., "A Relative Error Bound for Balanced Stochastic Truncation", IEEE Transactions on Automatic Control, Vol. 33, No. 10, 1988
バージョン履歴
R2006a より前に導入参考
関数
balredOptions
(Control System Toolbox)
アプリ
- Model Reducer (Control System Toolbox)
ライブ エディター タスク
- モデル次数の低次元化 (Control System Toolbox)
トピック
- モデルの低次元化の基礎 (Control System Toolbox)
- 平衡化打ち切りによるモデルの低次元化 (Control System Toolbox)