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Sine HDL Optimized and Cosine HDL Optimized

HDL コード生成用に最適化されたルックアップ テーブル法を使用して固定小数点の正弦波と余弦波を実装

  • Sine HDL Optimized block

ライブラリ:
HDL Coder / Lookup Tables

説明

Sine HDL Optimized ブロックと Cosine HDL Optimized ブロックは、4 分の 1 波長の対称を使用したルックアップ テーブル法を使用して固定小数点の正弦波または余弦波を実装します。

HDL 実装の効率を最大限に高めるには、要素の数を正確な 2 のべき乗にしてブロックを構成します。[ブロック パラメーター] ダイアログ ボックスで、[データ点数] に正確な 2 のべき乗の整数を指定します。つまり、ルックアップ テーブルのデータ点が (2^n) (n は整数) になるように指定します。既定では、[データ点数] は 64 です。

[データ点数] に 2 のべき乗を指定すると、HDL コード生成後にリセットのないレジスタの前にルックアップ テーブルが配置されます。ルックアップ テーブルのブロックとリセットのないレジスタの組み合わせは、ターゲット デバイスの RAM に効率的にマッピングされます。

[出力式] パラメーターの選択に応じて、入力信号の次の関数をブロックで出力できます。

  • sin(2πu)

  • cos(2πu)

  • exp(i2πu)

  • sin(2πu) と cos(2πu)

[テーブルのデータ型] パラメーターを使用して、固定小数点出力データ型の語長を指定します。出力の小数部の長さは、出力の語長から 2 を引いた値になります。

端子

入力

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入力信号 u。実数値のスカラー、ベクトル、または行列として指定します。

データ型: int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

出力

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固定小数点正弦波。ルックアップ テーブル法を使用して実装されます。

依存関係

この端子は、[出力式][sin(2*pi*u)] または [sin(2*pi*u) and cos(2*pi*u)] に設定されている場合に有効になります。

データ型: fixed point

固定小数点余弦波。ルックアップ テーブル法を使用して実装されます。

依存関係

この端子は、[出力式][cos(2*pi*u)] または [sin(2*pi*u) and cos(2*pi*u)] に設定されている場合に有効になります。

データ型: fixed point

複素指数。ルックアップ テーブル法を使用して実装されます。

依存関係

この端子は、[出力式][exp(j*2*pi*u)] に設定されている場合に有効になります。

データ型: fixed point

パラメーター

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出力する信号を選択します。

ルックアップ テーブルから取得するデータ点の数を指定します。ルックアップ テーブルのデータ点が (2^n) (n は整数) になるように指定すると、実装が最も効率的になります。

テーブルのデータ型を指定します。データ型として評価される式 (例: fixdt(1,16,0)) を指定できます。

[データ型アシスタントを表示] ボタン をクリックして [データ型アシスタント] を表示すると、テーブルのデータ型の設定に役立ちます。

データ型指定のモードを選択します。[式] を選択する場合、データ型として評価される式 (例: fixdt(1,16,0)) を指定します。

[固定小数点] を選択する場合は、[データ型アシスタント] のオプションを使用して固定小数点データ型を指定できます。[固定小数点] モードでは、2 進小数点スケーリングを選択し、符号属性、語長、小数部の長さ、およびデータ型オーバーライドの設定を指定できます。

このチェック ボックスをオンにすると、リセットのない単位遅延が挿入されます。この遅延は Simulink® モデリング環境でシミュレートできます。HDL コードを生成すると、ブロックの後にリセットなしのレジスタが挿入されます。ルックアップ テーブルとリセットなしのレジスタの組み合わせは、ターゲット ハードウェアの RAM にマッピングされます。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2016b で導入