クロック入力
単一または複数のクロック入力の生成
モデル コンフィギュレーション ペイン: グローバル設定
説明
単一または複数のクロック入力の生成を指定します。
設定
Single
(既定値) | 複数
既定の設定: Single
Single
DUT に対して単一のクロック入力を生成します。DUT がマルチレートの場合、入力クロックは基本クロック レートであり、タイミング コントローラーは必要に応じて追加のクロックを生成するために合成されます。設計には単一のクロック信号を使用することをお勧めします。
複数
DUT 内の各 Simulink® レートについて固有のクロックを生成します。生成されるタイミング コントローラーの数は DUT のコンテンツに依存します。複数のクロックを指定するオーバーサンプリング係数は 1 (既定) でなければなりません。
マルチレート モデルの場合、各 Simulink レートのクロックを生成するには、必ずそれぞれの Simulink レートで遅延ブロックなどの順序論理ブロックを含めます。特定の Simulink レートに順序論理がないと、そのレートのクロック信号は HDL Coder™ で生成されません。
ヒント
このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param
または makehdl
を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param
を使用します。
たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed
モデル内の symmetric_fir
サブシステムの HDL コードを生成する際にこのプロパティを指定できます。
hdlset_param
を使用してモデルのパラメーターを設定する。次に、makehdl
を使用して HDL コードを生成する。hdlset_param('sfir_fixed','ClockInputs','Multiple') makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')
プロパティを引数として関数
makehdl
に渡す。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir','ClockInputs','Multiple')
推奨設定
推奨設定なし。
プログラムでの使用
パラメーター: ClockInputs |
型: 文字ベクトル |
値: 'Single' | 'Multiple' |
既定の設定: 'Single' |
バージョン履歴
R2012a で導入