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Communications Toolbox での多項式の表現

さまざまな構文を使用して、多項式を文字ベクトルまたは string スカラーとして指定できます。文字ベクトル多項式および string スカラー多項式をサポートする Communications Toolbox™ の関数は、これらのさまざまな構文を適切な形式 (関数によって異なる) に変換します。たとえば、関数 comm.BCHEncoder は、多項式を、降べきの順にしたバイナリ行ベクトルとして表現します。

多項式を表すために文字ベクトルまたは string スカラーを指定する場合:

  • 昇順または降順は有効です。

  • スペースは無視されます。

  • 指数の存在を示すキャレット記号 ^ はオプションです。省略した場合、関数は変数に続く整数を指数とみなします。

  • 中かっこ {} は指数を表します。たとえば、x2x{2} として表すことができます。

  • 多項式表現の前に現れるテキストは、等号の有無にかかわらず無視されます。

  • 大かっこに続く句読点は無視されます。

  • 指数は、一様に正または一様に負でなければなりません。異なる符号の指数は同時に使用できません。たとえば、'x^2 + x + 1''1 + z^-6 + z^-8' は有効ですが、'1 + z^6 + z^-8' は有効ではありません。

次のリストに、多項式 x14 + 4x5 + x3 + 2x + 1 をコードで表現する方法の例をいくつか示します。文字ベクトルには以下のように一重引用符を使用し、string スカラーには二重引用符を使用します。

  • '1+2x+x^3+4x^5+x^14'

  • '1+2m+m3+4m5+m14'

  • 'q14 + 4q5 + q3 + 2q + 1'

  • 'g(x) = 1+2x+x3+4x5+x14'

  • 'g(z) 1+2z+z3+4z5+z14'

  • 'p(x) = x{14} + 4x{5} + x{3} + 2{x} + 1'

  • '[D14 + 4D5 + D3 + 2D + 1]'

参考

関数

オブジェクト

ブロック

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