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winner2.wim
WINNER II チャネル モデルを使用したチャネル係数の生成
構文
説明
必要なダウンロード: winner2.wim を使用するには、最初に WINNER II Channel Model for Communications Toolbox アドオンをダウンロードします。
[
は、すべてのリンクのパス遅延も返します。chanCoef
,pathDelays
] = winner2.wim(cfgWim
,cfgLayout
)
[
は、チャネル係数を生成した後のシステムの最終条件も返します。chanCoef
,pathDelays
,finalCond
] = winner2.wim(cfgWim
,cfgLayout
)
例
WINNER II チャネル係数の連続生成
2 リンク システム レイアウトで各リンクのチャネル係数を連続して生成します。
モデル パラメーターを構成します。
cfgWim = winner2.wimparset;
cfgWim.SampleDensity = 20;
cfgWim.RandomSeed = 10; % For repeatability
レイアウト パラメーターを構成します。
BSAA = winner2.AntennaArray('UCA',8,0.02); % UCA-8 array for BS MSAA1 = winner2.AntennaArray('ULA',2,0.01); % ULA-2 array for MS1 MSAA2 = winner2.AntennaArray('ULA',4,0.005); % ULA-4 array for MS2 MSIdx = [2,3]; BSIdx = {1}; NL = 2; rndSeed = 5; cfgLayout = winner2.layoutparset(MSIdx,BSIdx,NL,[BSAA,MSAA1,MSAA2],[],rndSeed);
最初にチャネル係数を生成します。
[H1,~,finalCond] = winner2.wim(cfgWim,cfgLayout);
チャネル係数の 2 番目のセットを生成します。
[H2,~,finalCond] = winner2.wim(cfgWim,cfgLayout,finalCond);
時間領域で H1 と H2 を連結します。
H = cellfun(@(x,y) cat(4,x,y),H1,H2,'UniformOutput',false);
1 番目のリンク、1 番目の Tx、1 番目の Rx、および 1 番目のパスに対して H をプロットします。プロットは関数 winner2.wim
からの 2 つの出力にわたるチャネルの継続性を示しています。
figure; Ts = finalCond.delta_t(1); % Sample time for the 1st link plot(Ts*(0:2*cfgWim.NumTimeSamples-1)', ... abs(squeeze(H{1}(1,1,1,:)))); xlabel('Time (s)'); ylabel('Amplitude'); title('First Path Coefficient of 1st Link, 1st Tx, and 1st Rx');
入力引数
cfgWim
— 構成レイアウト
構造体
構成モデル。これらのフィールドを含む構造体として指定します。cfgWim
は一般的に関数 winner2.wimparset
を使用して作成されます。
NumTimeSamples
— 時間サンプルの数
100
(既定値) | スカラー
時間サンプルの数。スカラーとして指定します。
FixedPdpUsed
— 特定のシナリオに対する事前定義されたパス遅延とパワーの使用
'no'
(既定値) | 'yes'
特定のシナリオに対して事前定義されたパス遅延とパワーを使用します。'no'
または 'yes'
で指定します。
FixedAnglesUsed
— 特定のシナリオに対する事前定義されたパスの発射角 (AoD) と到来角 (AoA) の使用
'no'
(既定値) | 'yes'
特定のシナリオに対して事前定義されたパスの発射角 (AoD) と到来角 (AoA) を使用します。'yes'
または 'no'
として指定します。
IntraClusterDsUsed
— リンクあたりの最も強力な 2 つのクラスターをそれぞれ 3 つのサブクラスターに分割
'yes'
(既定値) | 'no'
リンクあたりの最も強力な 2 つのクラスターを 3 つのサブクラスターにそれぞれ分割します。'yes'
または 'no'
として指定します。
PolarisedArrays
— 偏波共用アレイを使用
'yes'
(既定値) | 'no'
偏波共用アレイを使用します。'yes'
または 'no'
として指定します。
UseManualPropCondition
— 手動で定義された伝播条件を使用
'yes'
(既定値) | 'no'
手動で定義された伝播条件を使用します。'yes'
または 'no'
として指定します。winner2.layoutparset
で返された PropagConditionVector
構造体フィールドで手動で定義された伝播条件 (LOS/NLOS) の使用を強制するには、'yes'
に設定します。事前定義した LOS 確率から伝播条件を引き出すには、'no'
に設定します。
CenterFrequency
— 搬送周波数
5.25e9
(既定値) | スカラー
搬送周波数 (Hz)。スカラーで指定します。
UniformTimeSampling
— 等間隔時間サンプリングを強制
'no'
(既定値) | 'yes'
すべてのリンクにおいて同じ時点でサンプルが取得されるように強制します。'no'
または 'yes'
として指定します。
SampleDensity
— 半波長あたりの時間サンプルの数
2e6
(既定値) | スカラー
半波長あたりの時間サンプルの数。スカラーとして指定します。
DelaySamplingInterval
— サンプリング間隔
5e-9
(既定値) | スカラー
サンプリング間隔。入力信号のサンプル時間を秒単位で示すスカラーとして指定します。DelaySamplingInterval
は、パス遅延を丸めるサンプリング グリッドを定義します。0
秒の値は、パス遅延が丸められていないことを示しています。
ShadowingModelUsed
— シャドウ フェージングの使用
'no'
(既定値) | 'yes'
シャドウ フェージングを使用。'no'
または 'yes'
として指定します。
PathLossModelUsed
— パス損失モデルの使用
'no'
(既定値) | 'yes'
パス損失モデルを使用。'no'
または 'yes'
として指定します。
PathLossModel
— パス損失モデル
'pathloss'
(既定値) | 文字ベクトル
パス損失モデル。有効な関数名を表す文字ベクトルとして指定します。PathLossModel
は PathLossModelUsed
が 'yes'
に設定されている場合にのみ適用されます。
PathLossOption
— 壁の材料
'CR_light'
(既定値) | 'CR_heavy'
| 'RR_light'
| 'RR_heavy'
壁の材料。A1 シナリオの NLOS パス損失の計算の壁の材料を示す、'CR_light'
、'CR_heavy'
、'RR_light'
、または 'RR_heavy'
のいずれかで指定します。PathLossOption
は PathLossModelUsed
が 'yes'
に設定されている場合にのみ適用されます。
RandomSeed
— 乱数発生器のシード
[]
(既定値) | スカラー
乱数発生器のシード。スカラーまたは空のかっことして指定します。空のかっこ []
は、グローバル乱数ストリームが使用されていることを示します。
cfgLayout
— 構成レイアウト
構造体
構成レイアウト。シミュレートされたすべての局の位置と方向のパラメーターを表すこれらのフィールドを含む構造体として指定します。cfgLayout
は通常、関数 winner2.layoutparset
を使用して作成されます。
Stations
— アクティブな局
構造体の行ベクトル
アクティブな局。アクティブな局のアンテナ アレイを表す構造体の行ベクトルとして指定します。Stations
は winner2.layoutparset
の arrays
入力から作成され、追加の Velocity
フィールドを追加します。行の順序によって、最初に基地局 (BS) セクター、次に移動局 (MS) が指定されます。BS セクターと MS の位置は、ランダムに割り当てられます。BS セクターには速度はありません。各 MS には、ランダムに割り当てられた方向で約 1.42 m/s の速度があります。
NofSect
— セクター数
ベクトル
セクター数。各 BS 内のセクター数を表すベクトルとして指定します。
Pairing
— BS と MS のペアリング
行列
BS と MS のペアリング。2 行 NL 列の行列として指定します。NL はモデル化するリンクの数を指定します。BS と MS の行の順序については、Stations
を参照してください。
ScenarioVector
— 空間のシナリオ
1
(既定値) | ベクトル
空間のシナリオ。シナリオ番号の 1 行 NL 列のベクトルとして指定します。既定は 1
で、これはシナリオ A1 を指定します。
このシナリオ番号は {1
=A1, 2
=A2, 3
=B1, 4
=B2, 5
=B3, 6
=B4, 10
=C1, 11
=C2, 12
=C3, 13
=C4, 14
=D1, 15
=D2a} としてマップします。
詳細については、第 2.3 節の「WINNER II チャネル モデル [1]」を参照してください。
PropagConditionVector
— 伝播条件
1
(既定値) | ベクトル
伝播条件。各リンクの伝播条件 (LOS = 1 および NLOS = 0) の 1 行 NL 列のベクトルとして指定します。
StreetWidth
— 道幅
20
(既定値) | ベクトル
道幅。道の平均幅 (メートル) を指定する同一の値の 1 行 NL 列のベクトルとして指定します。StreetWidth
は B1 および B2 シナリオのパス損失モデルに使用されます。シナリオ番号のマッピングについては、ScenarioVector
を参照してください。すべての要素は同じ値でなければなりません。StreetWidth
は、cfgWim
.PathLossModelUsed
が 'yes'
に設定されている場合にのみ適用されます。
Dist1
— BS から最後の LOS 点までの距離
NaN
(既定値) | ベクトル
NumFloors
— 階数
1
(既定値) | ベクトル
階数。屋内の BS または MS が配置されている階数を示す 1 行 NL 列のベクトルとして指定します。既定値は 1
です。NumFloors
フィールドは、A2 シナリオと B4 シナリオのパス損失モデルのみに使用されます。シナリオ番号のマッピングについては、ScenarioVector
を参照してください。NumFloors
は、cfgWim
.PathLossModelUsed
が 'yes'
に設定されている場合にのみ適用されます。
NumPenetratedFloors
— 透過する階数
0 (既定値) | ベクトル
透過する階数。BS と MS 間の透過する階数を示す 1 行 NL 列のベクトルとして指定します。既定値は 0
です。NumPenetratedFloors
は、A1 シナリオの NLOS パス損失モデルに使用されます。シナリオ番号のマッピングについては、ScenarioVector
を参照してください。NumPenetratedFloors
フィールドは、cfgWim
.PathLossModelUsed
が 'yes'
に設定されている場合にのみ適用されます。
詳細については、表 4-4 の「WINNER II チャネル モデル [1]」を参照してください。
initCond
— システムの初期条件
構造体 | オプション
システムの初期条件。構造体として指定します。initCond
は finalCond
と同じ形式で、通常は winner2.wim
の以前の呼び出しからの finalCond
出力です。
データ型: struct
出力引数
chanCoef
— チャネル係数
複素数値の 4 次元配列を含むセル配列
チャネル係数。NL 行 1 列のセル配列として返されます。NL はシステム内のリンク数です。chanCoef
の i 番目の要素は、NR(i) x NT(i) x NP(i) x NS の配列です。NR、NT、および NP はリンク固有です。NS はすべてのリンクに対して同じです。
NR(i) は i 番目のリンクの MS での受信アンテナ素子の数です。
NT(i) は i 番目のリンクの BS での送信アンテナ素子の数です。
NP(i) は i 番目のリンクのパスの数です。
NS は
cfgWim
.NumTimeSamples
で指定された時間サンプルの数です。
詳細については、チャネル パワーを参照してください。
データ型: cell
pathDelays
— パス遅延
行列
パス遅延。NL 行 maxNP 列の行列として返されます。NL はシステム内のリンク数で、maxNP はすべてのリンク間の最大パス数です。行列の各行が各リンクに適用されます。リンクのパスの数が maxNP より少ない場合、pathDelays
内の対応する行が NaN
パディングされます。
データ型: double
finalCond
— システムの最終条件
構造体
システムの最終条件。構造体として返されます。連続時間サンプルのチャネル係数を生成する際に、finalCond
を winner2.wim
への次の呼び出しの initCond
入力として使用します。
詳細については、第 5.2 節の「WINNER II チャネル モデル [1]」を参照してください。
データ型: struct
詳細
チャネル パワー
パス損失とシャドウイングがオフの場合、計算された WINNER チャネルのパス ゲインは正規化されます。特に、ShadowingModelUsed
および PathLossModelUsed
パラメーターが 'no'
に設定されている場合、パス ゲインは正規化されます。
参照
[1] Kyosti, Pekka, Juha Meinila, et al. WINNER II Channel Models. D1.1.2 V1.2. IST-4-027756 WINNER II, September 2007.
バージョン履歴
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