メインコンテンツ

DSB AM Modulator Passband

両側波帯振幅変調を使用して変調

  • DSB AM Modulator Passband block

ライブラリ:
Communications Toolbox / Modulation / Analog Passband Modulation

説明

DSB AM Modulator Passband ブロックは、両側波帯振幅変調を使用して信号を変調します。

すべて展開する

100 Hz の入力信号を 8000 サンプル/秒でサンプリングします。次数が 100 のヒルベルト変換フィルターで両側波帯振幅変調方式を使用して入力信号を変調します。信号を復調します。入力信号、変調信号、および復調信号をプロットします。

dsb_moddemod_passband モデルは、ヒルベルト変換フィルターと 2000 Hz の搬送波周波数で両側波帯振幅変調を使用して信号を変調し、その後信号を復調します。モデルが実行されると、信号がプロットされます。モデルは、ターゲット周波数を 400 Hz とした 100 Hz の線形周波数スイープ チャープを 8000 サンプル/秒でサンプリングします。この構成により、振幅応答の平坦なセクションでヒルベルト変換フィルターが確実に作用し、変調信号が必ず目的の振幅と形式をもつようになります。

スペクトル アナライザーを使用して、入力信号、変調側波帯、および復調信号をプロットします。

制限

  • このブロックは、Triggered Subsystem 内では機能しません。

端子

入力

すべて展開する

入力信号。スカラーとして指定します。

この端子はブロックで名前なしになります。

データ型: double

出力

すべて展開する

出力信号。スカラーとして返されます。出力は変調された信号のパスバンド表現です。

この端子はブロックで名前なしになります。

データ型: double

パラメーター

すべて展開する

ブロック パラメーターを対話的に編集するには、プロパティ インスペクターを使用します。Simulink® ツールストリップの [シミュレーション] タブの [準備] ギャラリーで [プロパティ インスペクター] を選択します。

入力信号オフセット係数。スカラーとして指定します。この値は、最小の入力信号の絶対値以上でなければなりません。

搬送波周波数 (Hz 単位)。正のスカラーとして指定します。

通常、適切な搬送波周波数は、入力信号の最高周波数よりもはるかに高くなります。ナイキスト サンプリング理論では、1 / Ts > (2 × fc) です。ここで、Ts は入力信号のサンプル時間を表します。詳細については、ベースバンドと通過帯域のシミュレーションを参照してください。

搬送波の初期位相オフセット (ラジアン単位)。スカラーとして指定します。

ブロックの特性

データ型

double

多次元信号

いいえ

可変サイズの信号

いいえ

アルゴリズム

DSB AM Modulator Passband ブロックは、下側波帯信号と上側波帯信号を送信します。時間 t の関数としての入力信号 u(t) に対して、出力は次のようになります。

(u(t)+k)cos(2πfct+θ)

ここで、

k を入力信号 u(t) の負の部分の最大絶対値に設定するのが一般的です。

拡張機能

すべて展開する

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入