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DPD

デジタル プリディストーター

R2019a 以降

  • DPD block

ライブラリ:
Communications Toolbox / RF Impairments Correction

説明

メモリ多項式を使用して複素ベースバンド信号にデジタル プリディストーション (DPD) を適用し、パワー アンプの非線形性を補正します。詳細については、デジタル プリディストーションを参照してください。

このアイコンには、利用可能なすべての端子を使用したブロックが表示されています。

端子

入力

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入力ベースバンド信号。列ベクトルとして指定します。この端子は [Coefficient source] パラメーターを [Input port] に設定するまで、名前は付きません。

データ型: double
複素数のサポート: あり

メモリ多項式の係数。行列として指定します。行列の行数は、メモリ多項式のメモリの深さと等しくなければなりません。

  • [Polynomial type] パラメーターを Memory polynomial に設定した場合、行列の列数はメモリ多項式の次数です。

  • [Polynomial type]Cross-term memory polynomial に設定した場合、行列の列数は m(n-1)+1 と等しくなければなりません。m は多項式のメモリの深さ、n はメモリ多項式の次数です。

例: complex([1 0 0 0 0; 0 0 0 0 0; 0 0 0 0 0])

依存関係

この端子を有効にするには、[Coefficient source] パラメーターを Input port に設定します。

データ型: double
複素数のサポート: あり

出力

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プリディストーションされたベースバンド信号。入力信号と同じ長さの列ベクトルとして返されます。

パラメーター

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プリディストーションに使用される多項式タイプ。以下のいずれかの値として指定します。

  • Memory polynomial — 交差項のないメモリ多項式を使用してプリディストーション係数を計算します。

  • Cross-term memory polynomial — 交差項のあるメモリ多項式を使用してプリディストーション係数を計算します。

詳細については、デジタル プリディストーションを参照してください。

メモリ多項式の係数のソース。以下のいずれかの値として指定します。

  • Property[Coefficients] パラメーターを使用してメモリ多項式の係数を定義するには、この値を指定します。

  • Input port[Coef] 入力端子を使用してメモリ多項式の係数を定義するには、この値を指定します。

メモリ多項式の係数。行列として指定します。行数は、メモリ多項式のメモリの深さと等しくなければなりません。

  • [Polynomial type]Memory polynomial に設定した場合、列数はメモリ多項式の次数です。

  • [Polynomial type]Cross-term memory polynomial に設定した場合、列数は m(n-1)+1 と等しくなければなりません。m は多項式のメモリの深さ、n はメモリ多項式の次数です。

詳細については、デジタル プリディストーションを参照してください。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Coefficient source]Property に設定します。

データ型: double
複素数のサポート: あり

実行するシミュレーションのタイプ。[コード生成] または [インタープリター型実行] として指定します。

  • コード生成 — 生成された C コードを使用してモデルをシミュレートします。シミュレーションの初回実行時、Simulink® は対象ブロックの C コードを生成します。この C コードは、モデルが変更されない限り以降のシミュレーションで再利用されます。このオプションを使用すると、シミュレーションの起動時間は長くなりますが、以降のシミュレーションの速度は [インタープリター型実行] よりも速くなります。

  • インタープリター型実行 — MATLAB® インタープリターを使用してモデルをシミュレートします。このオプションを使用すると、[コード生成] オプションよりも必要な起動時間が短縮されますが、以降のシミュレーションの速度が遅くなります。このモードで、ブロックのソース コードをデバッグできます。

ブロックの特性

データ型

double | single

多次元信号

なし

可変サイズの信号

あり

詳細

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参照

[1] Morgan, Dennis R., Zhengxiang Ma, Jaehyeong Kim, Michael G. Zierdt, and John Pastalan. "A Generalized Memory Polynomial Model for Digital Predistortion of Power Amplifiers." IEEE® Transactions on Signal Processing. Vol. 54, Number 10, October 2006, pp. 3852–3860.

[2] M. Schetzen. The Volterra and Wiener Theories of Nonlinear Systems. New York: Wiley, 1980.

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2019a で導入