comm.DPD
デジタル プリディストーター
説明
comm.DPD
System object™ は、メモリ多項式を使用して複素ベースバンド信号にデジタル プリディストーション (DPD) を適用し、パワー アンプの非線形性を補正します。詳細については、デジタル プリディストーションと推定器の多項式の次数とメモリ深さの最適化を参照してください。
信号をプリディストーションするには:
comm.DPD
オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
説明
は、デジタル プリディストーター System object を作成して信号をプリディストーションします。dpd
= comm.DPD
は、1 つ以上の名前と値のペアを使用してプロパティを設定します。たとえば、dpd
= comm.DPD(Name
,Value
)comm.DPD('PolynomialType','Cross-term memory polynomial')
は、交差項のあるメモリ多項式を使用して入力信号をプリディストーションするようにプリディストーター System object を構成します。各プロパティ名を引用符で囲みます。
プロパティ
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
アルゴリズム
参照
[1] Morgan, Dennis R., Zhengxiang Ma, Jaehyeong Kim, Michael G. Zierdt, and John Pastalan. "A Generalized Memory Polynomial Model for Digital Predistortion of Power Amplifiers." IEEE® Transactions on Signal Processing. Vol. 54, Number 10, October 2006, pp. 3852–3860.
[2] M. Schetzen. The Volterra and Wiener Theories of Nonlinear Systems. New York: Wiley, 1980.
拡張機能
バージョン履歴
R2019a で導入