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Complex Phase Difference

2 つの複素信号間の位相差

  • Complex Phase Difference block

ライブラリ:
Communications Toolbox / Utility Blocks

説明

Complex Phase Difference ブロックは 2 番目の入力信号と最初の入力信号間の位相差をラジアン単位で計算します。出力の要素は -π と π の間です。このブロックは、対応する要素のそれぞれのペアを独立して処理します。

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モデルは、ランダムな整数を生成して QPSK 変調を適用します。最初の QPSK 変調器は 0 の位相オフセットをもち、2 番目は pi/4 の位相オフセットをもちます。

Complex Phase Difference ブロックは位相差を決定します。To Workspace (Simulink)ブロックを使用して、データがワークスペースに渡されます。

モデルを実行し、計算された位相差を表示します。

The calculated phase difference is: -0.7854

2 番目の入力から 1 番目の入力への位相差は予想どおり -pi/4 に等しくなります。

このモデルは QPSK 変調を適用してから、位相シフトを信号に適用します。位相差を計算し、位相シフトの前後の信号のコンスタレーションをプロットします。

Complex Phase Shiftブロックは、30 度の位相シフトを QPSK 変調信号に適用します。Complex Phase Differenceブロックは位相差を決定します。To Workspace (Simulink)ブロックは、計算された位相差をワークスペースに渡します。Constellation Diagramブロックは、位相シフトの前後の信号コンスタレーションをプロットします。

位相差は 2 番目の入力から 1 番目の入力までを使用して計算されます。

The calculated phase difference is: -30.0000

端子

入力

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最初の入力信号。スカラー、列ベクトルまたは行列として指定します。両方の入力信号が非スカラーの場合は、次元が同じでなければなりません。

メモ

このブロックは複素信号を処理します。入力端子の実数値は +j0 の複素成分をもつ複素数値に型キャストされます。

データ型: double | single
複素数のサポート: あり

2 番目の入力信号。スカラー、列ベクトルまたは行列として指定します。両方の入力信号が非スカラーの場合は、次元が同じでなければなりません。[In2][In1] と同じデータ型でなければなりません。

メモ

このブロックは複素信号を処理します。入力端子の実数値は +j0 の複素成分をもつ複素数値に型キャストされます。

データ型: double | single

出力

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ラジアン単位の位相シフト差。スカラー、列ベクトルまたは行列として返されます。いずれかの入力信号が非スカラーの場合、出力信号の次元は非スカラーの入力信号の次元と一致します。出力は 2 番目の入力信号と最初の入力信号間の位相差です。出力信号の要素は -π と π の間であり、入力信号のデータ型と同じです。

ブロックの特性

データ型

double | single

多次元信号

なし

可変サイズの信号

なし

拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

ブロック