comm.WalshCode
バイポーラ ウォルシュ符号の生成
説明
comm.WalshCode
System object™ は一連の直交符号からバイポーラ ウォルシュ符号を生成します。
ウォルシュ符号を生成するには、以下の手順に従います。
comm.WalshCode
オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
説明
はウォルシュ符号生成器 System object を作成します。このオブジェクトは一連の直交符号からウォルシュ符号を生成します。walshCode
= comm.WalshCode
は、名前と値の引数を 1 つ以上使用してプロパティを設定します。たとえば、walshCode
= comm.WalshCode(Name
=Value
)Length=11
は長さ 11 のウォルシュ符号を指定します。
プロパティ
使用法
説明
出力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
アルゴリズム
ウォルシュ符号は、一連の N コードとして定義され、Wj (j = 0, 1, ... , N - 1) として表されます。これには次のプロパティがあります。
Wj は +1 および -1 の値をとる。
すべての j に対して Wj[0] = 1
j = 0, 1, ... , N - 1 に対して Wj は必ず j ゼロクロッシングをもつ。
各コードの Wj は、その中間点を考慮して整数または奇数です。
ウォルシュ符号は、次数 N のアダマール行列を使用して定義されます。ここで N は、Length プロパティで指定する非負の 2 のべき乗です。comm.WalshCode
System object は、アダマール行列の行を出力します。アダマール行列の行を選択するには、Index プロパティを使用します。Index プロパティを整数 j に設定した場合、出力符号は j = 0, 1, ... , N - 1 に対して正確に j ゼロクロッシングになります。
ただし、ウォルシュ符号でのインデックス付けは、アダマール符号でのインデックス付けとは異なることに注意してください。
拡張機能
バージョン履歴
R2012a で導入